「神の杖」というな名の悪魔の兵器

「神の杖」というな名の悪魔の兵器
G.I.ジョー バック2リベンジ

神の杖」と兵器をご存知だろうか?アメリカで計画されているといわれる恐ろしい宇宙兵器で、人工衛星から放たれた金属の槍で地上を破壊する、天空から轟く神の怒りを現したような兵器だ。

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概要

英語で「Rods from God」呼ばれるこの兵器は、宇宙空間の地球軌道周回上を周る軍事衛星を利用した宇宙兵器で、衛星から特殊な金属棒(ロッド)を射出。遥か上空から放たれた音速を超えるスピードで飛行するロッドはその運動エネルギーをもって地上の目標物に大打撃を与えるといったものだ。

この宇宙兵器のアイデアは、1950年代に米軍の研究機関であるランド研究所によって考案された。 「Project Thor(プロジェクト・トール)」 と名付けられたプロジェクトは冷戦下の激しい宇宙開発、対ソ連兵器として開発されたが、衛星の製造、打上、ロッド1本あたり2億3千万ドルという爆弾な予算がかかること、そして、1967年に宇宙条約(※1)に署名したことで、すべての研究が停止された。しかし、その後、2003年の米国防総省の報告書は、技術の進歩に照らして、コストが削減され、そのような兵器システムを打ち上げることの実現可能性に言及しており、米軍が極秘に開発しているのではないかと噂されている。

※1 宇宙条約では核兵器など大量破壊兵器を運ぶ物体(ミサイル衛星等)を地球を回る軌道に乗せたり、宇宙空間に配備してはならないと定められている。

G.I.ジョー バック2リベンジ に登場する神の杖
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構造

金属棒(ロッド)

ロッドの大きさは全長6メートル、直径30センチと電柱程の大きさで重量は100kgある。材質には徹甲弾にも使用される硬度が高いタングステンや戦車の装甲に使われるチタンを使う。タングステンの融点は3,400℃、チタンは1,600℃と高く、大気圏突入時の高温にも耐えることができる。なるべく空気抵抗を無くすために先端は細く尖っており、まさにデカい串だ。金属棒の後ろにはロケットブースターが搭載されており、射出後も軌道修正ができる。

衛星

搭載する衛星は地球周回軌道上にある。これは高度2,000km以下の低い軌道で、例えば国際宇宙ステーション(ISS)は高度400kmに位置している。そこを周る衛星には金属棒を発射する12本の発射管が円状に搭載されており、12本の金属棒を装填している。ロッドを全弾射出しても、再装填が可能なように設計されている。

威力

地球周回軌道を回る人口衛星の軌道速度は秒速7.9km。その速度から射出されたロッドは落下の自然エネルギーも含め、最大スピードは、音速の10倍のマッハ10まで達する。ロッドには爆薬などは一切搭載されていないが、質量100kg、速度マッハ10の運動エネルギーはTNT爆薬、約11.5トンに相当、これは広島原爆の100分の1程の威力。これは通常兵器としては米軍最強といわれている米空軍のMOAB(写真下)の威力に相当する。

用途

MOABと同等であれば、それを使えばいいと思うが、神の杖には他の兵器にはないメリットがある。全長6メートル、直径30センチの飛行体を探知、追跡することは難しい。また、検知できたとしてもマッハ10と超音速は現状の技術は撃墜はほぼ不可能である。マッハ10の運動エネルギーにタングステンという硬度金属は高い貫通力を擁し、どんなに強固な地下要塞でも防御壁を貫通してしまう。北朝鮮の金正恩も神の杖からは逃れることはできないだろう。

神の杖なんかではない

神の杖というと有名なのはギリシャ神話に登場する神ヘルメースのケーリュケイオンという翼と二匹の蛇が巻き付いた杖。この杖は死にゆく人に用いれば穏やかになり、死人に用いれば生き返るという魔法の杖である。これと似たような杖では同じギリシャ神話に登場するアスクレピオスの杖があり、これは名医アスクレピオスが使っており、医療・医術の象徴だった。神の杖とは人に生をもたらすものであり、奪うものではない。名付けた人は神にでもなったつもりかもしれないが、これは人の命を奪う「悪魔の杖」である。

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