ロシアが新たな民兵組織「スターリングラード」を創設、ウクライナに派遣

ロシアで新たな民兵組織「スターリングラード」が創設され、部隊はロシアが言う特別軍事作戦に参加、ウクライナに派遣された。

The “Stalingrad” volunteer detachment was escorted to the front on Mamayev Kurgan (the central monument of the Battle of Stalingrad)

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— Sprintero (@Sprintero20000) January 18, 2023

部隊の拠点はロシア西部ヴォルゴグラードにある。ヴォルゴグラードは1925年から1961年まではスターリングラードと呼ばれていた地で、第二次大戦時、ドイツの包囲を受けた「スターリングラード攻防戦」に耐え、勝利したことで、同都市は英雄都市と呼ばれている。部隊の兵士は主に同都市出身者の志願兵で占められており、当時の戦いに参加した兵士の末裔とされている。それもあり、部隊名は「スターリングラード」と名付けられた。部隊規模はさほど大きくなく4つの分遣隊（小隊）から成る中隊規模の168名。その中には同都市以外の出身者もおり、さらにロシアの友好国であるセルビア人の志願兵も編入されている。分遣隊とあるように彼らは特別な作戦任務に就く。ただ、どこの指揮下に入るのかは不明だ。

彼らが来ている迷彩服はロシア正規軍ものではない、装備もロシア軍よりも高価に見え、少なくとも動員兵より良い装備を見につけており、正規軍とは違う部隊であることが見た目で分かるようになっていると共に、装備の潤沢さからバックに大きな資本を持つスポンサーが居るのが伺える。部隊のロゴの黒と赤い輪郭がワグネルのロゴに似ており、おそらくワグネルの支援、影響を受けている可能性が高く、ワグネルの指揮下に入るのではないだろうか。