油田の火災を対戦車砲で砲撃して消化するロシア

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ロシアメディアのLenta.ruの報道によると、ロシアのシベリア地方の油田で起きた火災を対戦車を用いて鎮火した。

5月30日、シベリア地方のイルクーツクのウストクツキー地区にある油田で火災が発生。火災を鎮火させるには石油が放出される噴水口の切断が必要だった。しかし、周囲は激しい炎に包まれ、近づいて切断することはできない。そこで考案されたのが、対戦車を用いて砲弾を噴水口に直撃させて切断させる方法。

持ち出させたのは「T-12 100mm対戦車滑空砲」。ソ連時代の1960年代から80年代にかけてソ連軍及び東側諸国で活躍した牽引式対戦車砲になる。

現場に現れたロシア軍は火災現場から180m離れたところにMT-12対戦車砲設置。そこから数発、噴射口に向けて精密射撃を行い。無事、噴射口を切断した。これにより、シーリングのための噴出制御装置を設置すること可能となり、火災から8日後の6月7日に無事鎮火させることができた。

火災の消化に対戦車を用いるなど、いかにもロシアらしい方法だ。

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