ロシア兵1万人が戦死というロシアメディアの記事が即削除

ロシアメディアのKomsomolskaya Pravda (KP)はロシア国防省の発表としてウクライナ侵攻作戦においてロシア軍は3月20日までに9,861人が戦死、16,153人が負傷したと報じました。だが、内容に不都合があったのか、記事は直ぐに削除。しかし、それはGoogleのアーカイブに残っています。

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記事では冒頭、ロシア国防省が3月20日日曜日に、ロシア軍がウクライナ国家親衛隊の「ドンバス大隊」が敗北したという発表について触れ、三方向から進軍したロシア軍とドンパスの親露派武装組織は12km進軍し、ドンパス大隊の戦車2両、歩兵戦闘車3両、6門の野戦砲と迫撃砲を破壊、約60人の兵士を殺害したといった戦果について報じました。

ロシア軍の戦果に触れた後、ウクライナ国防省が3月20日に発表したロシア軍が96機の航空機、118機のヘリコプター、1.47万人の兵士を失ったというレポートについて、ロシア国防省が異議を唱えているということにも触れます。ロシア国防省の報道官イゴール・コナシェンコフによればウクライナでの特殊作戦中でのロシア軍の損失は9,861人の戦死、16,153人が負傷したと報じました。
1万人に迫る9,861人という数字はアメリカ情報機関が3月17日に発表した戦死者7,000人を大きく上回る数字です。この報道が良くなかったのか、記事は直ぐに削除されてしまいます。

ウクライナの元内務大臣は3月18日朝のロシア軍の内部報告として、ロシア軍の死者は12,814人、
親露派武装組織、ワグネルといった傭兵の死者が4,451人に上ると報告しています。このことから、ロシア軍が認めるだけでも3月20日までに少なくとも正規軍1万人が戦死したと推測されます。

ロシア軍は3月2日に498人が戦死したと報告してから、以降、一度も自軍の損害を発表していません。1万人の戦死者が発表されればロシア国民に大きな衝撃を与えるでしょう。

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http://web.archive.org/web/20220321131726/https://www.kp.ru/online/news/4672522/

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