ロシアの統一造船会社の一部門であるネフスキー設計局 (PKB) はUNIVERSAL MARINE SHIP(UMK)と呼ばれる新しい航空母艦 のコンセプト「Varan(バラン)」 を発表しました。
UMK Varanは高度な自動化とロボットシステムを使用し、少人数で運用できるのが特徴です。排水量は約45,000トンで、全長は約250 m、幅65 m、約26ノットまで加速します。複数タイプの航空機を搭載運用するユニバーサル空母を目的としており、多目的機24機、ヘリコプター6機、最大20機の無人機を搭載します。具体的な艦載機は明らかにされていませんが、現在、艦載機と運用れているのはSu-33とMiG-29Kの2機になります。
発着艦システムは発艦にカタパルト、着陸にアレスティング・ワイヤーを使うCATOBAR方式を採用します。
現在、ロシア唯一の空母「アドミラル・クズネツォフ」は2016年のシリアでの作戦を最後に近代化改修のため長らくドッグに入ったままです。その後、事故や火災が発生し、改修は遅れており少なくとも2022年まで前線に復帰することはできません。世界3位の海軍力を誇るロシア軍は実質、運用できる空母がなく、唯一ある空母も再三の事故で復帰は遅れており、中国、インドにも遅れを取っています。
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