スモークグレネードの煙の色の意味

スモークグレネードの煙の色の意味
Photo by us army

スモークグレネード(発煙手榴弾)の煙に着色されているの見たことはないでしょうか?しかも、一色だけではなくは赤や緑、紫などカラーバリエーションは豊富です。なぜ、着色し、カラーバリエーションが豊富なのでしょう?

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発煙手榴弾の使用目的

スモークグレネードの煙の色の意味
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発煙手榴弾には大きく2つの用途があります。一つは煙幕、目くらましと使用する自衛用です。周囲に煙幕を張ることで姿を隠蔽、敵から見えにくくし、その間に移動、退却します。そして、もう一つが目印です。ヘリや航空機といった航空支援に対し、煙を使って自分たちの居場所、着陸地点、攻撃地点を伝えます。前者は基本、白い煙が使われ、後者で色付きの煙が使われる事が多くなります。

色付きの煙が使われるようになった背景

第二次世界大戦時に使われていたM18発煙手榴弾から既に色付きの煙は使われていました。しかし、着色された煙が本格的にしようされるようになったのはベトナム戦争からとされます。ベトナム戦争は米軍によって本格的にヘリコプターの運用、攻撃機によるピンポイント爆撃が始まった初の戦争でもあります。この時、着陸地点や攻撃地点が空から分かりやすいに、通常の白い煙の発煙手榴弾を使っていたのですが、これを北ベトナム軍が逆手にとります。かれらは米軍のスモークを偽装することで、誤った場所にヘリを着陸させ、待ち伏せして攻撃を行いました。そこで、米軍は煙に着色させることで、偽装できないようにします。

ダミー M18 スモークグレネード 本体:OD 蓋:黄色 グレネード 煙幕弾

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煙の色の意味

スモークグレネードの煙の色の意味
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今では多くのカラーバリエーションが出ていますが、事前に割り当てられた絶対的な意味や用途はないようです。ですが、自ずとシチュエーションよって使い分けられているようです。

赤・黄

レッドゾーンを意味しており、着陸するヘリに攻撃受ける可能性があることを警告します。

緑・青

スモークグレネードの煙の色の意味
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グリーンゾーンを意味し、安全地帯であることを表しています。また、緑は負傷者がいる時にも使われます。

訓練時に使用される色で、実戦では使用しません。

前述で述べたように色ごとに絶対的な意味はありません。色はあくまで目標を分かりやすくするためです。戦場ではいろんな場所で煙が発生しています。単純に「目印にスモークを焚く」といわれても、パイロットは間違えて別の場所に降り立つ可能性があります。しかし「青いスモークを焚く」といえば、色で識別するので間違えようがありませんし、敵も色付きはそうそう偽装できません。

あの色鮮やかな煙にはこのような意味があったのです。

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スモークグレネードの煙の色の意味
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