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アメリカ・ノースカロライナ州の最高裁判所は法執行官が度々使用するスタングレネードは 「死と破壊をもたらす大量殺戮兵器である」という判決をくだした。
判決の論点は被告の車で見つかったスタングレネードが破壊兵器かどうかであった。グレネード(手りゅう弾)は大量破壊兵器として一般での所持が法律で禁止されている。
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スタングレネードは非致死性
フラッシュバンや閃光弾ともいわれるスタングレネード。 一般的にグレネードと呼ばれるものは爆発と破片で相手を死に至らしめるが、スタングレネード非致死性の兵器になる。起爆すると大音量の爆発音と閃光、衝撃を発して、目くらまし、耳鳴り、頭痛を起こす。うけた者は方向感覚を失い、しばし、正常な行動ができなくなるがその影響は一時的な物になる。主に警察といった法執行機関の部隊が人的被害を防ぐため犯人を無力化するのに使用する。
被告弁護側は閃光を発するスタングレネードや煙を出すスモークグレネードを同じグレネードとして分類するのはあまりにも単純で、チェリー爆弾(おもちゃの花火)を爆弾、ペットボトルロケットをロケットに分類することと同じだと反論した。 しかし最高裁は、法律の文言では大量破壊兵器は「爆発物または発火性ある爆弾または手榴弾と定義されている」と指摘した。
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