カナダ軍は多様性への取り組みとして軍事基地の男性用トイレでのナプキン、タンポンといった生理用品の配布を12月15日から義務化する。カナダ雇用・社会開発庁が発令したこの命令は、連邦政府が規制するすべての職場および軍事施設に適用される。
Now available in men's washrooms across all Canadian Forces Bases.
— Veterans 4 Freedom (@Vets4FreeCanada) December 6, 2023
Menstrual products.
"Why is everyone quitting the CAF?" pic.twitter.com/SgxOKxEHZ7
政権与党のカナダ自由党の「包括性」への取り組みと歩調を合わせる動きとして、カナダの軍事基地は12月15日までにタンポンやナプキンといった生理用品を男性用で提供することが義務付けられている。また、使用済整理用品の廃棄用に蓋付きの容器を設置する必要があり、専用の廃棄容器を男性用トイレの個室にのみ設置するか、オープンエリアの場合は 1 つ設置する必要がある。カナダ雇用・社会開発によって発行されたこの指令は、連邦政府が規制するすべての職場および軍事施設に適用される。カナダメディアのトゥルーノースは９日、この政策がカナダ軍の少なくとも１つの軍事基地で既に実施され、男性用トイレでも生理用品が提供されるようになったことを検証したことを報じた。
国防総省のキム・スミン少佐は、政策実施の決定が「カナダ労働法への遵守を強調する連邦政府の指令と一致していることに加えて、これは自由党政府の公約”包括性”を前進させる措置でもある」と述べた。
最近のカナダ政府の会見によると、カナダ陸軍は戦力不足に直面しており、最低必要数の志願兵の確保に苦戦しているという。今回の施策はその一環ともされているが、カナダ統計局によると、軍人の0.1% がトランスジェンダーであると認識しており、そのうちの0.2%がノンバイナリーであると自認。この低い割合から、志願兵の増加の解決にはないとされており、また、そのような兵が極少数であることから、施策自体に懐疑的な意見は多い。
Source
Canadian military bases mandate menstruation kits in men’s bathrooms | True North (tnc.news)
