ロシア領内に戦車の墓場が確認される

ウクライナの偵察ドローンがロシア領内のベルゴロド州で数百両に及ぶ破壊されたロシア軍の車両の墓場を発見、その映像が公開されました。

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映像は今年の9月11日に撮影されたもので、場所はウクライナのハリキウ北部に隣接するロシアのベルゴロド州、ウクライナ国境から7kmの場所にあるビリューチ市近郊のロシア軍基地です。撮影はウクライナ軍の偵察用無人航空機Leleka-100にて行われました。映像には数百もの車両が並ぶ姿が捉えられており、戦車や自走砲、戦闘装甲車、トラックなど目にとれ、まだこれだけの戦力を北部に待機させているのかと思いますが、よく見ると砲塔部分が無いものや焼け焦げた車両が多数見受けられます。つまり、野ざらしに駐車してあるこれらの車両は戦力して保管されているものではなく、大破、または損傷して無力化されたもので、ここが車両の墓場であることが分かります。いくつか林や森の中に隠すように停めている車両も見受けられますが、これらはおそらく動く車両なのでしょう。国境から7kmの場所であればウクライナ軍の砲撃の射程に入ります。

しかし、無傷の車両でも戦場に放置していくロシア軍が破壊された車両をこれだけ回収していたのも以外です。戦力が減少しつつあるロシア軍は新たに修理工場2つを新設し、戦場で破損した車両の修理を行っており、一応、できるだけ回収するよう命令は下っているのでしょう。ウクライナ国防省の11月24日時点の発表では、ロシア軍は2月の侵攻開始以降、2898両の戦車、5839両の装甲車、その他、自走砲など2286両、延べ1万両を超える戦闘車を失っていますが、その内、回収できた/したのは極わずかでしょう。

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