パイロットが緊急脱出するもSu-35は数分間無人のまま飛行を続けました

パイロットが緊急脱出するもSu-35は数分間無人のまま飛行を続けました

ロシア・トゥデイの報道によるとロシア航空宇宙軍のSu-35S戦闘機が、エンジンの故障に見舞われた後、ロシアの極東で墜落しました。パイロットは無事に脱出し、機体はオホーツク海に墜落した後に回収されました。

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事故は土曜日(2021年7月31日)にロシアのハバロフスク地方での定期訓練飛行中に発生しました。ロシア東部軍管区に所属するSu-35がサハリンに向かって訓練飛行に飛び立った4分後にエンジントラブルが発生。機体は制御できなくなったため、パイロットは射出座席で脱出。パイロットは救助隊によって直ぐに発見・回収され、幸い大きな怪我もなく、飛行場に戻りました。機体はというと、パイロットが脱出した後もバランスを維持し、そのままサハリンに向かって飛行。数分間飛行を続けます。機体は徐々に高度を下げ、最終的にオホーツク海に墜落しました。機体はロシア軍が回収し、事故の原因を調査しています。

Su-35はソ連時代に開発されたSu-27を発展させた2000年代に開発された長距離多用途戦闘機。2つのAL-117Sターボファンエンジン、推力偏向ノズルを備えた高い機動性が特徴の機体です。

30mmの機関砲、12個のウェポンハードポイント、レーダーは400km先のターゲットを検出し、最大30個のターゲットを同時に追跡できます。給油なしで3,500kmを飛行できます。ロシアはここ最近、Su-35の海外販売に熱心でインドやインドネシアに積極的に売り込み、エジプトは2023年まで24機を受け取る契約を締結をしています。

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Source
https://www.rt.com/russia/530792-su35-fighter-sea-okhotsk-crash/

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