ウクライナ海軍はロシア軍に鹵獲されるぐらいならと旗艦を自沈させました

ウクライナ海軍はロシア軍に鹵獲されるぐらいならと旗艦を自沈させました
mod ukraine

ウクライナ海軍の旗艦でフリゲート艦のヘーチマンサハイダーチヌイ(Hetman Sahaidachny:U130)が沈没しました。しかし、これはロシア軍の攻撃によって沈没したのではなく、ウクライナ海軍の司令官の命令によって自沈されたものです。

sponser

自沈した旗艦

3月3日、半分沈んだ状態のウクライナ海軍の旗艦ヘーチマンサハイダーチヌイの写真がSNS上に広まりました。同艦は1993年に就役したウクライナ海軍の旗艦ですが、今回のロシア軍の侵攻の戦闘には参加していませんでした。なぜなら船は2022年1月からドニエプル川を遡った港湾都市ムィコラーイウに修理とアップグレードを受けるためドッグ入りしていたからです。なので、戦闘に参加したくともできない状態でした。

sponser

3月3日には近郊の南部の主要都市へルソンが陥落、ロシア軍はムィコラーイウにも迫っていました。戦闘行動ができないヘーチマンはこのままではロシア軍に撃沈、または鹵獲されてしまう恐れがあります。旗艦がそうなれば、ロシア軍の士気は上がり、いい宣伝に利用されてしまうと考え、司令官は海軍の誇りである旗艦を戦わずして無傷の状態で自分たちで沈めるという苦渋の決断をしました。海軍が敵に鹵獲されるぐらいなと艦を自沈させることは戦史上、度々あり、中でも有名なのが第二次大戦中の1943年にデンマークア海軍が行った「サファリ作戦」です。ドイツに占領されたデンマークではドイツ海軍に利用されるぐらいならと32隻を自沈させる大規模な自沈作戦を実施しています。

ヘーチマンサハイダーチヌイ

クリヴァクIII級フリゲート艦。クリミア半島にあるザリーフ造船所でソ連軍の船として計画が始まるもソ連が崩壊。ウクライナ海軍の船と建造され、1993年4月2日に就役、ウクライナ海軍の旗艦となります。排水量は3500tで100mm砲、AK-630 CIWS、対潜水艦ロケットランチャー、533mm魚雷発射管、ヘリコプター甲板を搭載しています。過去には何度かNATOの共同軍事作戦にも参加していました。

sponser

Source

https://en.wikipedia.org/wiki/Ukrainian_frigate_Hetman_Sahaidachny
https://www.ukrinform.es/rubric-ato/3419967-hunden-la-fragata-hetman-sahaidachny-para-que-el-enmigo-no-pueda-apoderarselo.html

sponser
ウクライナ海軍はロシア軍に鹵獲されるぐらいならと旗艦を自沈させました
フォローして最新情報をチェックしよう!