ハワイに駐留する米陸軍の「トロピック・ライトニング」第25歩兵師団は、来週の陸軍と海軍のアメリカンフットボールの試合中に着用するユニフォームを公表しました。このユニフォーム、いかにも「ザ・アーミー」というデザインで、ベルメットも上下のウェアもオリーブグリーンで統一されており、とにかくカッコいい！
陸軍が日曜日に発表した宣伝資料によると、この陸軍のアメフトユニフォームは、朝鮮戦争時代の1950年に北朝鮮人民軍による最初の大規模な攻撃を撃退する上で決定的な役割を果たした第25歩兵師団第27歩兵連隊であるウルフハウンドを称えるデザインとのことだ。ヘルメットには、師団の特徴的な記章をプリントしている。赤いタロイモの葉に飾られた金色の稲妻は、昔、兵士たちによって「電気イチゴ」と呼ばれていた。
この師団は、1941年12月7日の真珠湾攻撃の直前にオアフ島で発足。1945年1月にフィリピンのルソン島への侵攻に参加し、戦後は日本の占領軍の1つだった。その後、1950年6月に朝鮮戦争が勃発すると師団の第27歩兵連隊（ウルフハウンド）は韓国に派兵される。上のウェアの肩にあるオオカミ頭のデザインは連隊の象徴マークだ。ウルフハウンドは釜山周辺地域を防衛する部隊に含まれていたが、その後、敵を北に押し戻し、1953年に終結が終結するまでに三つの大統領殊勲部隊章を受け取った。
このユニフォームには1950年初めのアメリカ国旗がプリントされているが州を表す星は48個しかない。これはハワイとアラスカの州の制定が1959年だったためだ。ユニフォームにはウルフハウンド以外にも同師団の歩兵第24連隊、歩兵第5中隊、第25連隊の記章も付いている。
ちなみにデザイン、製造はともにスポーツメーカーのNIKEだ。軍のユニフォームをスポーツメーカーがデザインするというのもいかにもアメリカらしい。
