ズムウォルト級駆逐艦は極超音速ミサイルを搭載する最初の米海軍艦船になります

世界のステルス艦6隻
US Navy

アメリカ海軍ではお払い箱になった感が否めないズムウォルト級ミサイル駆逐艦。しかし、同艦は米海軍で最初に極超音速ミサイルを搭載する艦船プラットフォームになるかもしれません。

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極超音速ミサイルC-HGBを搭載

C-HGBの発射テスト

USNIの報道によると3隻しかないズムウォルト級駆逐艦の内2艦を2025年までに、極超音速ミサイルを運用できるようにする計画で、来年10月からそのための改修に入る予定だと、海軍作戦部長がUSNIのインタビューに答えています。改修に伴いズムウォルトの主砲である”AGS”は撤去され、オハイオ級原子力潜水艦に搭載されている巡航ミサイルシステム「マルチプル・オールアップラウンド・キャニスター(MAC)」が左右両舷に搭載されます。オハイオのMACは7基のトマホーク艦対地ミサイルを搭載していますが、ズムウォルトでは左右に各3基の極超音速滑空体「C-HGB」が搭載されます。C-HGBは最高速度”マッハ17”、射程2700kmを擁するとされる現在開発の極超音速ミサイルです。

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ズムウォルト級駆逐艦は沿岸から陸上部隊を支援するために建造されたステルス艦で、主砲には2門の「155mm AGS(先進砲システム)」を搭載しています。このAGSは「LRLAP(長距離対地攻撃弾)」を使用する分間20発、118kmの超射程の艦砲でしたが、砲弾の単価が1億円と高額で量産は見送られます。そこで、米軍艦艇では最も発電容量が高い発電機を搭載する同艦にレールガンを搭載する計画も上がりました、レールガンの開発も米海軍は中断し、ズムウォルト級駆逐艦は無用の長物に。2011年から建造が始まり30隻以上あった建造計画も僅か3隻のみ建造に終わっています。

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Source
https://news.usni.org/2022/03/16/latest-zumwalt-hypersonic-missile-installation-plan-calls-for-removing-gun-mounts

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