米空軍はM24狙撃銃に代わりSDMRライフルを配備します

米空軍はM24狙撃銃に代わりSDMRライフルを配備します
US Air Force

アメリカ空軍は分隊マークスマンライフル(SDMR)と呼ばれる最新マークスマンライフルM110A1”の配備を開始しました。これはM24SWSに代わるライフルになります。

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4月16日の米空軍の発表によれば、空軍ライフサイクル・マネジメント・センターの小型武器プログラム・オフィスは、全空軍部隊にSDMR (Squad Designated Marksmanship Rifle) を配布する最終段階にあります。空軍は約1,464挺のSDMRを購入契約を締結しており、軍全体に分配します。SDMRは従来のM24SWS(スナイパーウェポンシステムライフル)に代わるもので、基地や緊急時の支援で基地防衛活動を行う治安部隊や警備隊の隊員によって使用されます。

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SDMRとは

SDMRはドイツのヘッケラー&コッホ社によって、HK417をベースに開発された7.62mmx51mm口径のセミオートのマークスマンライフルです。米陸軍でM110A1として既に配備されているライフルになり、M110、M14 EBRに代わるマークスマンライフルとして採用され、2020年6月から配備が始まっています。300~600mのレンジで精密射撃が可能で、ライフルとスナイパーライフルの間のギャップを埋めるライフルです。セミオートになったことでボルトアクションのM24と比べ速射性が上がっており、近接戦闘にも対応できます。M24の有効射程は800mで最大1200mの狙撃が可能であり、長距離狙撃はM24の方が適していますが、基地の防衛用という観点で見ればマークスマンライフルの射程で十分です。重量は4.05kgと小銃の重量とほぼ同等で他の7.62mmライフルと比べ2.2kg軽くなり、7kg近いM110ライフルを使うパラレスキュー部隊もSDMRに更新します。

全長:985mm
銃身:406mm
重量:4.05kg
マガジン:10/20
射程:600m
※標準のレシーモデルの場合

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HK417をベースにしたマークスマンライフルG28とM110A1
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Source

https://www.af.mil/News/Article-Display/Article/3000231/air-force-fields-new-rifle-to-airmen/

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