アメリカ大統領専用機・車はいくつある?

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アメリカ大統領専用機・車はいくつある?

米国大統領は世界で最も権威があり、最も命を狙われている元首といってもよい。そのため、移動時は細心の安全対策を行っている。米国大統領が使用する乗物は世界で一番安全といってもよく、あらゆる手段の大統領専用機・車を用意している。大統領専用の乗物について紹介する。

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エアフォース・ワン

大統領専用の乗物として最も有名なのが大統領専用機エアフォース・ワン(Air force one)だろう。大統領専用機を舞台に繰り広げられる映画『エアフォース・ワン(1997)』で有名になり、今では米大統領が来日する際はニュースでも大統領専用機を”エアフォースワン”と呼称するメディアも多い。この専用機は空飛ぶ要塞と見なされ、米国大統領の輸送を目的として特別に設計、製造、使用される機体になり、民間機ではなく軍用機、米空軍に所属する機体になる。また”エアフォースワン”という呼び名は、大統領を乗せた米空軍機の公式航空交通管制標識(コールサイン)になる。大統領が搭乗していない時はエアフォースワンとは呼ばない。あくまで大統領が搭乗してこそのエアフォースワンになる。この専用機はカスタマイズされたボーイング747-200B機になり、SAM28000と29000と2つの機体がある(2021年にはBoeing 747-8に更新される予定)。機体には最新の技術、通信、セキュリティ備えた機器が搭載されている。370㎡の内部スペースを持ち、76人までの乗客を収容できる。機体は地上からの核爆発に耐えることができ電磁パルス対策、すべての窓は防弾・装甲化されている。誘導弾対策としてチャフやフレアを搭載している。

キャデラック・ワン(ビースト)

キャデラック・ワン(Cadillac One)は大統領専用車を指す。これも同様にコールサインになる。シークレットサービスからは「ビースト(Beast)」と呼ばれる。ビーストは実はリムジンではなくピックアップトラックを改造した車になる。ベースとなっているのは米ゼネラル・モーターズ (GM) 社のピックアップトラック「シボレー・コディアック(写真下)」だ。ビーストはシークレットサービスの基準に従ってオーダーメイドで作られており、高い生存性、攻撃、防御の機能を備えている。車のシステムは外界から完全に切り離されているが、大統領が車内から核兵器の発射に必要な暗号を入力発信する能力を有するなど最新の独立した通信装備を搭載している。ドアの装甲は20㎝、窓は12㎝の強化ガラス、パンクしても走行可能なフラットタイヤに対生物兵器として密閉空間が施されている。車内には万が一に備え大統領用の輸血血液が保管されている。

グランドフォース・ワン

グランドフォース・ワン(Ground Force One)は大統領専用バスになる。コールサインは他の専用乗物と違い非公式の扱いになっている。専用バスができたのは2011年とわりと最近になり、それまでバスを使用する際はレンタルバスを使用し、必要に応じて安全な通信のための改造をしていた。2011年8月にシークレットサービスは連邦政府の大統領専用車としてバスを恒久的に追加した。2012年の大統領選挙戦で二期目を狙うバラク・オバマが遊説で初めて使用した。他の専用車と同様に通信設備、防弾装甲、強化ガラスを備えている。

マリーン・ワン

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マリーン・ワン(Marine One)は大統領専用ヘリコプターになる。ホワイトハウスにヘリで降り立つ大統領を何度か見たことはあるだろう。基本的に近中距離を素早く移動したいと時に使用される。マリーンワンの所属は海兵隊第一飛行隊になり、使用する機体は大型のVH-3Dシーキングまたは小型のVH-60Nホワイトホークのいずれかになる。 現在、次世代マリーンワンのVH-92Aが海兵隊向けに開発されている。このプロジェクトは、シコースキー・エアクラフト社とロッキード・マーチン社が主導するもので、VH-3Dから切り替える予定だ。 現在、マリーンワンは19機で編成されている。

ネイビー・ワン

ネイビー・ワン(Navy One)は大統領専用機ではなく、米海軍のコールサインのみとして使われたものになる。使われたのは一度だけで 2003年5月1日にジョージ・W・ブッシュ大統領をカリフォルニア州サンディエゴ沖の空母エイブラハム・リンカーンに移動するために使用されたS-3バイキング対潜哨戒機に付けられたコールサインだ。 それ以降使用された記録はない。

副大統領が乗る時は?

副大統領も同じ専用機・車に乗ることがあるが、その時は航空機であればエアフォース・ツー、ヘリであればマリーン・ツーなど大統領の次席を意味する”2”の数字が当てが割れたコールサインが使用される。

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