ウクライナ空軍、F-16を受け取る上でのパイロット英語能力問題

ウクライナ空軍、F-16を受け取る上でのパイロット英語能力問題
USAF

複数の西側諸国で8月から始まるウクライナ人パイロットに向けたF-16戦闘機の操縦訓練。ウクライナがF-16を受け取る上で必要不可欠なプロセスだが、ここにきて大きな課題に直面している。それがウクライナ人パイロットの英語能力だ。

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アメリカメディアのPOLITICOは英語に堪能な8人のウクライナ人パイロットがF-16戦闘機での訓練準備が整っていると報道した。しかし、パイロットに不可欠な十分な英会話能力を持つパイロットはこの8人だけ。英語を少し話せる他の候補生20人は今月からイギリスで英語の勉強をすることになっている。訓練を受けるためには西側の訓練教官と英会話で流暢なコミュニケーションがとれなければならず、アメリカ製のF-16はマニュアルは英語だ。訓練に進むためには、まず英語試験に合格しなければならない。ただ、ご存知のように外国語は一朝一夕でそう簡単に伸びるものでもない。つまり、ただでさせ時間が惜しいウクライナにとって、語学で時間がとられてしまうわけだ。

ウクライナ空軍はF-16二個飛行隊を編成するために合計32人のウクライナ人パイロットを訓練プログラムに参加する可能性があると報道されている。F-16の操縦訓練についはイギリス、デンマーク、ルーマニア、フィンランドなどNATO11カ国が協力を表明。訓練は主にデンマークで行われる予定で、ルーマニアには訓練センターを設立する。パイロットの他、整備要員、支援要員向けの訓練も行われる。F-16の供与は年明け以降と言われているが、どこが何機を供与するかは、まだ明らかにされていない。

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