ウクライナ軍のドローンオペレーターはロシア軍に捕らわれ、捕虜となっていた仲間をドローンを使って救出した。
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ウクライナ空挺部隊第95航空突撃旅団のドローンオペレーターは、ロシア軍陣地の塹壕に対し、ドローンによる空爆を実施し、数人のロシア兵を無力化した。その際、オペレーターはロシア軍塹壕にいる味方兵士を発見する。それまで、空挺部隊は、ロシア軍陣地にウクライナ兵の捕虜がいることを知らなかった。映像ではウクライナ兵の近くには横たわるロシア兵の兵士が見え、既にドローンによって無力化された様子だが、下手したら、見つかった味方も巻き込まれない状況だったことが分かる。兵士は当初、後ろ手で縛られているように見えたが、自力で解いたのか塹壕内で立ち上がった。オペレーターはライトを点滅され、兵士に味方であることを伝えると、兵士も自軍のドローンであることに気づき、ドローンの誘導に従い、付いていった。途中、生き残ったロシア兵が逃げるウクライナ兵に気づき、手を振り「戻って来い」と指示したらしいが、幸い、ドローンにはまだ一発の爆弾が残っていたため、上空から爆弾を投下すると、そのロシア兵は逃げて行った。
ドローンによる発見と現場での創意工夫により、ウクライナ軍はロシア軍に捕らわれた一人の兵の救出に成功した。このような事案は昨年12月にも確認されている。
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