映画『1917』を見る前に予習!第一次世界大戦のイギリス軍装備

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1917

2020年注目の戦争映画『1917 命をかけた伝令』が2月14日に公開される。この映画は第一次世界大戦真っ只中の1917年、若きイギリス人兵士の2人が最前線の部隊に作戦中止の命令を伝えるために危険な戦場を駆け抜ける様子を描いた映画になる。CGを使わず、1カットで撮影される迫力満点の映像が話題の作品にもなる。

公開が迫る中でより映画を楽しむために、第一次世界大戦のイギリス軍の歩兵がどういった装備をしていたかを紹介したいと思う。

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第一次世界大戦でのイギリス軍装備

thomatkinson.com/

リー・エンフィールド Mk III(SMLE MK3)

リー・エンフィールド Mk III(SMLE MK3)
国立英陸軍博物館

リー・エンフィールドはイギリス軍で開発されたボルトアクション式ライフルになり、1885年から採用されている。リー・エンフィールドは様々なタイプが開発されたが、第一次大戦で広く使われたのが「Short Magazine Lee-Enfield Mk III ショートマガジンリーエンフィールドライフルMk III )」になり、略して”SMLE Mk3“と呼ばれた。最大射程は2,280メートルだったが、実際の有効射撃距離は550メートルほどになる。よく訓練された歩兵は、1分間に20~30発を発砲できた。ドイツ人はイギリス軍のライフル射撃の速度と精度を機関銃と間違えるほどだった。

銃剣

銃剣
国立英陸軍博物館

SMLE Mk3 には銃剣が装備でき、これにより1メートルのリーチができ白兵戦をおこなった。銃剣を装備したライフルは塹壕といった狭い溝では扱いにくいこともあり、間に合わせの塹壕用棍棒を作って使用する者もいた。銃剣は白兵戦以外にも兵士が料理や食事にも使用する上で便利なツールでもあった。

ビッカース機関銃

ビッカース機関銃は、当時の戦場では最も信頼できる武器の一つであった。1分あたり600発以上を発射でき、射程は2000mを誇った。必要なベルト付き弾薬、予備のバレル、冷却水を保持し、適切な運用を行えば12時間にわたって連射速度を維持できた。冷却水が手元に無くなった時、兵士たちはバレルを冷却するために尿を銃身にかけた。

モルタル(迫撃砲)

第一次大戦 迫撃砲
国立英陸軍博物館

第一次大戦の時には迫撃砲が登場していた。そのサイズと機動性から塹壕の安全な場所から発射できるため、従来の大砲よりも有利だった。また、敵の機関銃と狙撃兵のエリアを攻撃するにも有効だった。イギリスが開発したストークス迫撃砲は反跳プレートと固定された金属筒で構成されていた。筒に弾頭を落とすと、弾頭の底に撃針に当たり、発射されました。毎分20発の爆弾を発射でき、射程は1,100メートルだった。

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ブロディヘルメット

イギリス軍の特徴というと第二次大戦でも使われていた鍔の広いブロディヘルメットになる。1915年に初めて鋼鉄製のヘルメットとして最前線の部隊に支給される。兵士の死傷率を大幅に下げたが浅すぎ、反射しすぎ、縁が鋭すぎ、裏地が滑りやすいと批判された。これらの批判は1916年のMark Iモデルヘルメットで対処された。

軍服・ユニフォーム

第一次大戦で着用しているユニフォームは1914年より採用されている物になる。 厚手のウール素材をカーキ色に染めた軍服になる。軍服の上着には私物用の胸ポケットが2つ、兵士用のAB64ペイブック(給与帳)用のポケットが2つ、その他に小さなポケットが2つと内部ポケットがあった。ウェビング装置とエンフィールド銃からの摩耗を防ぐために、ライフルパッチが胸ポケットのすぐ上に縫い付けられた。肩には部隊章、袖には階級の記章がつけられた。肩のストラップには留め金がありウェビングを固定した。

ウェビング

イギリス軍は革製のベルトとポーチをウェビング(チェストリングのようなもの)に置き換えて装備した最初の軍になる。ウェビングは最初、綿から作られる丈夫な素材で開発され、その後、より丈夫な革製に移行する。ウェビングは、幅の広いベルトと左右の弾薬ポーチで構成されており、弾薬ポーチにはそれぞれ75発の弾薬を収納できた。銃剣用のアタッチメントに水筒キャリア、小型のショルダーバック、および大型のバックパックなどを保持していた。バックパックには飯盒が装着されており、布でできた淡黄色のカーキ色の蓋の中に入れられていた。荷物入れの中には私物やナイフが入っていた。大きなバックパックには通常グレートコートや毛布、ガスマスクが収納されていた。ウェビングのフルセットは、70ポンド(32キログラム)を超える持ち運び能力があった。

映画『 1917 命をかけた伝令

第一次世界大戦が開戦してから4年が経った1917年、若きイギリス人兵士のスコフィールドとブレイクに上官から、ひとつの任務が命じられる。敵陣に向かって進行している一隊に、明朝までに作戦中止の命令を届けることだ。そして、上官は言う「伝令を届けられなければ、兄弟を含めた1,600人の兵士を失うことになる」。その中には、ブレイクの兄弟もいた。「もし、失敗すればそれは敗北を意味する。検討を祈る」。極めて困難な任務を2人は部隊を救うため、敵陣地を超え、敵と時間との闘いの中、攻撃中止命令を伝えに行く。

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https://www.nam.ac.uk/explore/weapons-western-front

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