ズムウォルト級ミサイル駆逐艦が太平洋艦隊第7艦隊の指揮下で初めてグアムに寄港した。母港であるサンディエゴ海軍基地から最も遠く離れた航海になる。
The @USNavy's @ZUMWALT_DDG1000 departed Guam after a scheduled port call, Sept. 19. This is the first time the ship has pulled into Guam, and is the farthest it’s ever been from @NavBaseSD since its commissioning.#FreeandOpenIndoPacific
— 7th Fleet (@US7thFleet) September 20, 2022
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9月19日、米海軍はズムウォルト級の一番艦でUSS Zumwalt (DDG-1000)が初めてグアムに寄港したことを発表した。同艦はカルフォルニア州サンディエゴ港を母港にしており、2019年4月にはハワイに訪問しているが、今回のグアムへの寄港はそれを上回る就役以来最長の航海になる。
今回の航行は”自由で開かれたインド太平洋地域”を支援する目的になり、2016年10月に太平洋艦隊に就役後、初めて第7艦隊の指揮下に入り、任務を行うことになる。同艦は第71任務部隊/第15駆逐隊(DESRON)に編入される。既にグアムを出発しているということで、次の目的地は不明だが、米海軍が中国を牽制するために度々行っている台湾海峡の通過を目的としている可能性は高い。
陸上部隊を支援するために建造されたステルス艦であるズムウォルト。分間20発、118kmの超射程の155mm艦砲AGSを搭載する予定も高コストのためキャンセルされ、32隻の建造予定の内、完成したのは3隻のみと失敗艦とみなされており、これまで目立った活動はしていない。しかし、同艦は極超音速ミサイルを搭載する最初の米海軍艦艇になる予定で、来年10月には改修のためにドッグに入る予定で再就役は2025年を予定している。
US Navyアメリカ海軍ではお払い箱になった感が否めないズムウォルト級ミサイル駆逐艦。しかし、同艦は米海軍で最初に極超音速ミサイルを搭載する艦船プラットフォームになるかもしれません。極超音速ミサイルC-HGBを搭載[…]
日本に寄港するか
8月18日、第71任務部隊/第15駆逐隊の司令官交代式が、 米海軍横須賀基地に係留中の駆逐艦ベンフォールド艦上で執り行われ、ウォルト・メイナー大佐がチェイス・サージャント大佐より任を引き継ぎ、司令官に就任しました。https://t.co/mrsgwYmJVc
— アメリカ第7艦隊 (@US7thFlt) August 19, 2022
もし、台湾海峡を通過するのであれば、その前後に日本に寄港する可能性は高い。実際、第71任務部隊/第15駆逐隊は8月に横須賀基地に寄港し、そこで、司令官交代式が行われている。ズムウォルト級が日本に寄港することになれば、もちろん初になる。
Source
https://www.navy.mil/Press-Office/News-Stories/Article/3163652/uss-zumwalt-conducts-guam-port-call/