アメリカで保安官がスナイパーに狙撃される。しかし、捜査してみると…

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アメリカで保安官がスナイパーに狙撃される。しかし、捜査してみると...
https://edition.cnn.com/

警察への銃撃事件が多発するアメリカ。銃乱射事件などもあり、アメリカの警察は非常にナーバスになっている。そんな中、カルフォニア州ランカスターでロサンゼルス保安官がスナイパーに狙撃されるというとんでもない事件が起こった。ABCニュースの報道によると8月21日、21歳のレイノル保安官は駅の駐車場で車に向かって歩いていたところ、2発の銃撃を受け、そのうち一発が肩に当たった。幸いにも彼は防弾ベストを着用しており、一命を免れた。彼は直ぐに当局に無線連絡を行う。駆け付けた警官に彼は撃たれた位置関係から狙われたのは道路の向こう側にあるアパートからだと伝える、そこから、当局による大規模な犯人捜し(マンハント)が始まる。

アメリカで保安官がスナイパーに狙撃される。しかし、捜査してみると...

何百人もの警官、保安官が動員され、周囲の道路や商業施設は封鎖され、鉄道も停められ、学校は休業となった。アパートの住人は全員外に追い出され、SWATが一部屋ずつ、確認していく。しかし、犯人の痕跡、銃撃の痕跡すら見つからなかった。周囲の建物の捜索に合わせ、撃たれた現場では現場検証が進めれてていた。しかし、現場にも銃撃された痕跡、あるはずの弾丸さえも見つからず、全く手掛かりがない状況だった。

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https://www.youtube.com/watch?v=P512SZRTXjo

病院ではレイノル保安官の手当が行われていた。防弾ベストを着ていたからといって、ライフル弾の衝撃は強力で防げても骨が折れる可能性がある。しかし、彼の肩には打撲のような傷跡のみだった。防弾ベストの弾痕を調べるが、彼は既に現場で弾丸を取り除いていて、防弾ベストに弾丸は残っていなかった。しかし、調査官がベストの弾痕を確認するもそれが、弾丸による傷には見えなかった。彼はその日には退院し、翌日から現場の調査に加わった。事件から72時間、現場検証、取り調べ行い、傷跡や防弾ベストの法医学分析を進めたところ、犯人の手がかり、銃撃の証拠は全く見つからなかった。その逆にベストの弾痕、弾丸が見つからないなど多くの矛盾が見つかった。

それらの調査結果をもとに彼を問い詰めたところ、なんとこの一連の事件は彼の自作自演なり、銃撃など受けていない虚言であった。彼は取調官に対し、ナイフでシャツに穴を開けたことも自白した。彼はこの騒動をうけ、保安官を解雇された。その後、彼は起訴されることになる。この騒動で費やした捜査費用は何十万ドルにも及び、市民生活にも数日間に渡り大きな支障もたらした。嘘の代償は大きくなりそうだ。

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https://abcnews.go.com/US/southern-california-deputy-angel-reinosa-allegedly-made-story/story?id=65240167

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