アメリカンスナイパーのクリス・カイルが選ぶアメリカの歴史に残る銃10選

sponser
クリス・カイル
https://www.salon.com/

2015年に映画化された『アメリカン・スナイパー』のモデルとなった元ネイビーシールズの伝説的狙撃手クリス・カイル。映画の原作になったのが彼が4度のイラクでの従軍の体験を綴った自伝『ネイビー・シールズ最強の狙撃手』になります。この本はベストセラーにもなり、日本でも翻訳版が出版されました。 その後、彼は映画の脚本進行中に支援していた退役軍人に射殺されてしまいます。実は彼は死ぬ前にもう一冊の本を書き終えていました。それが『American Gun: A History of the U.S. in Ten Firearms (アメリカ歴史史上の10の武器)』

アメリカ史上で優れた銃を綴った本です。ここに記された10の銃について紹介します。

sponser

Kentucky Long Rifle(ケンタッキーロングライフル)

18世紀初頭に開発され1700年代から1900年代初頭まで使用された銃になります。アメリカ独立戦争当時の歩兵の主要な武器はマスケット銃でしたが、ケンタッキーライフルは今では当たり前の銃身内にライフリングが施された初期のライフルになり、高い命中率とマスケット銃と比べ、倍の最大90m近い射程を誇っていました。しかし、その銃身のお陰で装填に時間がかかるのが難点でした。

Spencer Repeating Rifle (スペンサーライフル)

1860年代の南北戦争でも当初マスケット、ケンタッキーといった弾を銃身に先込めする方式が主流でしたが、1860年にクリストファースペンサーは金属製のカートリッジを使い、あらかじめ弾を装填し、発射の時に次弾を装填する管状弾倉装填式のレバーアクションライフルを開発しました。カートリッジには7発が装填できます。南北戦争では10万本が北軍に配備されます。北軍の騎兵は騎兵向けに短銃身化されたカービンタイプのスペンサー騎兵銃を使い、戦場で効果的に運用しゲティスバーグの戦いでは勝利をもたらしました。

Colt Single-Action Army: ‘The Peacemaker’ (ピースメーカー)

コルトシングル・アクションアーミー、通称”ピースメーカー”は、金属製のカートリッジを使用した最初の量産型リボルバーの1つです。装弾数は6発。1873年に生産が開始され、1875年にはアメリカ陸軍にも制式採用されましたが、カウボーイ達にも携帯が簡単な銃を供給することにもなり、残念ながら無法者によっても多数使用されてしまいました。

Winchester Model 1873( ウィンチェスターライフル )

ウィンチェスターはアメリカ西部を征服した銃でした。19世紀の西部開拓時代に開発されたレバーアクションライフルは装填された14発の弾丸を素早く発射することができます。コルトシングルアクションアーミーと同じ弾丸が使用でき、射程、正確さも勝っていました。

M1903 Springfield ( スプリングフィールドM1903小銃 )

1903年にトラップドア式の旧モデルにとって代わり正式採用されたボルトアクション式ライフルです。第一次世界大戦から第二次世界大戦にかけて主力銃として使用され、第二次世界大戦で後継のM1ガーランドが配備された後も、その高い命中率からベトナム戦争まで狙撃銃として運用されました。

sponser
sponser
アメリカンスナイパーのカイルが選ぶアメリカの歴史に残る銃10選
フォローして最新情報をチェックしよう!