アメリカ陸軍(Army.mil)によると、米陸軍兵士はすでに戦場で新しいヘルメット式のIHPSを装備しており、このオートバイのフルフェイスヘルメットに似たヘッドギアはアフガニスタンの戦場で兵士の命を救いました。
IHPS 次世代頭部保護システム
IHPSヘルメットの正式名称は「次世代頭部保護システム(Integrated Head Protective System,IHPS)」になり、アメリカ軍の新型兵士保護計画の一部になる。ヘルメットの面積は従来よりも大きく、頭と顔の保護面積が広くなっている。強度の高いポリエチレンを採用し、その重量は従来のアメリカ軍のヘルメットよりも軽い。
IHPSプログラムのプロダクションコーディネーター、カズリー・ハイド中佐は、「数ヶ月前にアフガニスタンの装甲部隊に配備されたIHPSは、完全な顔面保護によって一人の兵士の命を救った」と述べた。
装甲車の砲手が車両上部の砲塔を操作していたとき、下の通りで暴動が発生した。叫び声の中、レンガが砲塔に向かって投げられ、それは砲手の首に当たった。だが、幸運にも彼はヘルメットに顔から首回りまで守るIHPSの顔面保護具をつけていた。
過去の経験では 車上で上半身を晒すことになる砲手は常に銃撃受ける危険にさらされた、しかも命取りになる傷の多くは首にあった。しかし、ほとんどの兵士はIHPS Generation Iのネック保護は必要とせず、下部は分解可能になっており、 兵士たちは、脅威や任務に応じて、個人の装備の保護を拡大したり縮小したりできるようになるという。
新しい防弾アーマーにBDUも
ヘルメットに加えて、新しい防弾アーマーもテスト中になる。SPSと呼ばれる新しい防弾アーマーは8種類のパターンがあり、ベストの長さを引き締めることができ、各体型の兵士にフィットして着用させることができる。軽く、防護効果も高い。 女性用のアーマーは背中にV字型のノッチが付いており、髪を束ねることができるため、多くの女性兵士にとってより快適になるという。モジュール式のスケーラブルなベストは、車の運転手や他の人たちの動きの幅を広げるために、短いプレートが付いたノースリーブ型に分解できるという。
PEOソルジャー社は新しい制服『IHWCU』も発表した。高度な繊維で作られたこのBDUはナイロン57%、コットン43%の混合素材で、速乾性に優れ高温地帯でのストレスを軽減する。
https://www.army.mil/article/228671/new_protective_gear_saves_soldiers_life