今秋、石川県や新潟県で人里に熊が出没し、ニュースになったのは記憶に新しいと思いますが、ロシアも至るところで熊が出没しており、人里に現れることは珍しくありません。つい先日もヒグマの親子が人前に現れ、映像に納められましたが、現れた場所がヒグマの親子にとっては最悪の場所でした。
ロシアのkamchatinfo.comの報道によると、極東はカムチャッカ半島の湾内を泳ぐ2頭の親子のヒグマはとある場所に到達します。そこはリバチイにあるロシア海軍の潜水艦基地。熊の親子はあろうことか停泊していたロシア海軍の原子力潜水艦の上に登ります。
映像を見る限りは熊の親子はそこで休憩をしているようです。しかし、ここはロシア海軍の基地です。熊が基地職員に脅威を与える可能性があるとして射殺の命令が下ります。仮に追い払っても近くの村に現れる可能性があり、やむを得ない措置と、この動画の撮影者は述べています。射殺は兵士ではなく基地近くのハンターが呼ばれ、狩猟用の猟銃で親子のヒグマを射殺。映像では遠巻きですが、撃たれた熊が海に落ちるのが見えます。
カムチャッカ森林局は、今年に入って50頭以上の攻撃的な熊がこの地域で殺されたことを明らかにしています
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