イギリス海軍は現代の新たな脅威に対処するために、潜水部隊「Fleet Diving Squadron」の再編を行い、新たにエリートダイバーによる特殊潜水部隊「潜水＆脅威除去グループ（Diving & Threat Exploitation Group ：DTXG）」を創設したと発表しました。海軍はこの改革を1996年以来最大の改革と言っています。
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DTXGはこれまでの潜水部隊同様、海中に残る昔の不発弾の処理やIED、機雷の除去といった水中の脅威の排除。テロ対策、偵察といった特殊任務を行います。また、新しい任務として機動艦隊に随行し、クィーンエリザベス空母や潜水艦含む、艦船に何かあった場合、水中での緊急整備や特殊作戦を遂行することも求めら、それを行うための自律型水中ビークルや遠隔操作無人潜水機といった最新のテクノロジーと機材が提供されます。
これらのより多くの任務を遂行することを可能にすると同時に、NATOや他の同盟国とのグローバル演習の訓練を継続することを可能にしました。今後数カ月の間に、部隊は米国、フランス、ノルウェー、アイスランドに配備されるだけでなく、パートナー諸国と一緒に中東でのプレゼンスを継続し、スエズ運河の東に展開する艦隊にも配備されます。
DTXGの司令官であるショーン・ヒートンは、次のように述べています。
「この一世代に一度の変革により、英国海軍のクリアランス・ダイバーズは、これまでで最も機敏で、致命的で、技術的に高度なダイバーになりました。英国海軍と英国の利益に対する脅威を見つけ、利用し、処理することができ、同時に、我々の船と潜水艦に緊急の水中メンテナンスを行う準備ができています。」
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