中東のイランは最強の軍用無人機(UAV)を決める軍用無人機トーナメント”Falcon Hunting competition 2022”をスタートさせました。トーナメントは2週間に渡って行われ、8月28日まで開催されます。
“Falcon Hunting competition”は2015年からロシアが開催している国際陸軍競技会(International Army Games )の一部で軍用無人機の競技会になります。ロシアの同盟/友好国から軍用無人機(UAV)とその運用部隊が参加し、UAVの技術を競い合います。
今年はイランが”Falcon Hunting”のホスト国となり、イスラム革命防衛隊 (IRGC) の航空宇宙部門の主催でイラン中部で開催されます。参加国はロシア、ベラルーシ、アルメニア、そして開催国のイランの僅か4か国のみになります。 Army Gamesは昨年、42カ国が参加しており、参加国が少ないのはUAVの競技だからなのか、ウクライナ戦争の影響なのかは不明です。
4か国70人の参加者は2週間に渡って、昼夜問わず、UAVを操縦し、偵察、そして、攻撃の正確さとそのプロセスを競い合います。この大会の目的は、軍用無人機に関する経験と軍事的成果を互いの国で交換すること促進すると共に、イランは「平和と友情のメッセージ、および世界的なテロに対抗するためのイラン・イスラム共和国の他の国々との共同協力」を伝えることであると述べています。アメリカ政府の主張ではイランはウクライナに侵攻するロシア軍の支援のために数百の軍用ドローンの提供計画をしているとされ、既に数十機がウクライナに投入しているとアメリカ政府高官は述べています。
Source
https://www.aljazeera.com/news/2022/8/15/iran-hosts-drone-tournament-with-russia-belarus-and-armenia