ホワイトハウス、機密扱いのデルタ隊員の顔をインスタグラムに晒してしまう

ホワイトハウス、機密扱いのデルタ隊員の顔をインスタグラムに晒してしまう

ホワイトハウスの公式インスタグラムは、機密扱いの米陸軍特殊部隊デルタフォースの隊員の顔がモザイクといった加工無しに公開。投稿後、1時間後に削除したが、画像は拡散され、ホワイトハウスは批判にさらされている。

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パレスチナ・ハマスとの戦闘について、イスラエルのネタニヤフ首相と会談するために同国を訪れたバイデン大統領。その際に駐留米軍と会談し、ハマスに連れ去られた人質を救助するために送り込まれた特殊部隊”デルタフォース”の隊員とも握手を交わし、労った。ホワイトハウスの公式インスタグラムはその一部始終を画像で公開。「バイデン大統領はイスラエルで初動対応者らと会い、彼らの勇気とハマスのテロ攻撃への対応に取り組んでいる活動に感謝した」と書き、米陸軍特殊部隊デルタフォースの隊員と握手するバイデン大統領の写真を投稿した。しかし、そこでホワイトハウスはとんでもない失態を犯してしまう。機密扱いの筈の特殊部隊隊員の顔を一切の加工無しに晒してしまったのだ。投稿は1時間後に削除されたが、760万人のフォロワーがいるアカウント。その間に少なくとも6000件以上の「いいね」が付き、画像は拡散されてしまう。

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軍の特殊部隊は隠密作戦や破壊工作など機密性が高い秘密作戦に当てが割れ、国の重要機密を知る存在であるため、任務に支障がでないよう、そして、危険に晒されることを防ぐために顔など身分が分かる情報は公開しないのが鉄則だ。しかも、今回、公開されたデルタフォースは「Tier1」呼ばれる特別ミッションユニット(Special mission unit)で、米軍内に数ある特殊部隊の中でTeam6 Devgruなどと並び最高ランクの部隊になる。部隊が参加する作戦は機密扱いであり、今回、人質救出にデルタが派遣されていると事次第、本来は事前に明かされてはいけない。

今回、4名の隊員の顔が晒されてしまったが、彼らが今後どうなるのか不明だ。作戦から外されるだけならいいが、最悪、デルタフォースを辞めざるを得なくなるかもしれない。

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