アフガニスタンの16歳の少女はAK47を手に取り両親の仇をとった

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アフガニスタンの16歳の少女はAK47を手に取り両親の仇をとった
Twitter Ramesh_BJP

アフガニスタンでタリバンの戦闘員によって目の前で両親を殺された16歳の少女が銃を手に取り、2人の戦闘員を射殺、復讐するという悲劇が起きた。しかも、その戦闘員の一人は彼女の夫でもあった。

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AK-47で一時間に渡って応戦

現地時間の2020年7月17日午前1時ごろ、13名ほどのタリバン戦闘員たちは16歳の少女カマル・グル(Qamar Gul)が住むアフガニスタン中部ゴール(Ghor)州の村を訪れた。彼らの目的はカマルの父親であり、村長を探すことだった。彼らは家々を訪れては住人を外に引きずりだして身元を調べた。そして、彼らがとうとうカマルの両親の家の玄関先に到着すると両親はドアを開けることを拒否した。だが戦闘員たちは銃を持って強引にこじ開け中に入っていった。

タリバンの戦闘員たちは彼女の父親を殺害、父親を守ろうとした母親も殺害した。タリバンはカマルの父親が政府を支持し、情報提供者であることを疑っていた。戦闘員は次に12歳の弟のハビブラを殺そうと動く、しかし、カマルは家にあったAK-47を手に取って反撃した。

カマルは両親を殺害した2人の男を射殺、その後、彼女の家に突入してきた他の戦闘員にも反撃。戦闘員たちは一旦、退いて路上で再編成し、数人が再度突入を試みたが、カマルはタリバン上級指揮官を負傷させ、すべて撃退した。12歳の弟も銃を取って戦った。

その後、すぐに他の村人と新政府の民兵が駆け付けタリバンに反撃、1時間にも及ぶ銃撃戦の末、計5名を射殺し村から追い出した。タリバンの戦闘員は日常的に村を襲撃しては、政府の支持者を殺害していた。

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戦闘員はカマルの夫だった

ニューヨークタイムズ紙の報道によるとカマルが殺害した戦闘員の一人はなんと彼女の夫だった。この地域では10代で結婚することは珍しいことではなく、結婚は親が決めることが多い。カマルは戦闘員の二番目の妻、そして戦闘員の次女がカマルの父親の二番目の妻となることを4年前に決めていた。しかし、この件で両家は最近揉めており、戦闘員は力づくで彼女を奪おうとしていたとされている。

この事件後、カマルがスカーフをかぶり、AK-47を持った写真がソーシャルメディア上で拡散、彼女を英雄として讃えている。AP通信によると、もしまたタリバンなどの過激派が襲ってくるならば「戦う心構えはできている」と語っている。

彼女はその後、アフガニスタンの大統領官邸に招待されたが、大統領官邸を出た後は村に戻っていない。タリバンが復讐に訪れる危険があるためだ、現在は安全な場所で弟と一緒に匿われている。

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https://www.afpbb.com/articles/-/3295027
https://www.afpbb.com/articles/-/3295328
https://www.nytimes.com/2020/07/22/world/asia/afghan-hero-woman-taliban.html

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