アメリカのATFことアルコール・タバコ・火器及び爆発物取締局(Bureau of Alcohol, Tobacco, Firearms and Explosives )がAA-12ショットガンのカテゴリーを再分類してショットガンではなく、機関銃(マシンガン)扱いにし押収を始めた。
AA-12ショットガン
AA-12は アメリカのミリタリー・ポリス・システム(MPS)社が開発製造しているフルオート射撃可能なショットガンになる。通常のポンプアクション式のショットガンの装弾数が最大8発ぐらいのところ、AA-12はドラムマガジンが装填可能になり、最大32発が装弾できる。フルオートバージョンは内部が軽機関銃と同じに仕組みになっており、 ショットシェル(散弾)をフルオートで発射するが、実はフルオートバージョンにはセミオート機能がない(一般向けは法律上セミオートのみ)。
AA-12は東京マルイから2016年に電動ガンでも発売されている。電動フルオートのショットガンというあまりに強力な機能に発売当初は使用を禁止するフィールドもあったほど。
東京マルイ 電動ショットガン AA-12 ニッケルフルセット (本体+バッテリー+充電器)
東京マルイ「AA-12」の詳細情報です。…
民間のフルオートガン所持は法律違反
1986年に制定した銃火器所有者保護法(Firearm Owners Protection Act)により、制定後に製造されたフルオート射撃が可能な全ての銃を民間人に販売することを原則禁止している。所持できるのは許可を受けたディーラーと法執行機関のみになり、許認可についてはATF(アルコール・タバコ・火器及び爆発物取締局)が担っている。ATFがAA-12をフルオート射撃が可能なマシンガンとして種別したことになり、AA-12の所有者に書面を送り、回収、放棄することを伝えている。回収に応じなければ連邦法に違反することになる。
先に述べたように一般向けはセミオートになり、基本的には一般人がそれをフルオートに改造することはできない。しかし、セミとフルオートのレシーバー(機関部)が酷似しており、それが原因ではないかと言われている。ATFは当初の分類が間違いだっとしている。
AA-12はショットシェル(散弾)発射するものの、もはやあれはショットガンではないなと思っていたはいたが……