豪BAEが国産初の軍用ハイブリッド無人機「STRIX」を発表

豪BAEが国産初の軍用ハイブリッド無人機「STRIX」を発表
BAE Systems Australia

イギリスの軍需企業BAE Systemsのオーストラリア法人BAE Systems Australiaは2月28日、オーストラリア初の国産軍用ハイブリッド無人航空機システム「STRIX」を発表しました。

「STRIX」はBAE Systems Ausが地元の企業と協力して、オーストラリア国内で設計、製造した武装可能な VTOL (垂直離着陸) 無人航空機システム (UAS) です。同機は2月28日からビクトリアで開催されている2023 Avalon Airshowで初めて発表されました。

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スペック

STRIXはの特徴はタンデム翼を備え垂直離着陸(VTOL)、ヘリコプターのように上下に移動、ホバリングができるのに加え、水平飛行ができるハイブリット機体であることです。分かりやすくいうとV-22オスプレイのような機体ですが、ティルトローター機は回転翼軸の傾きで垂直、水平飛行を操作しますが、無人機であるSTRIXは機体ごと傾かせて垂直、水平飛行を切り替えます。その機動性から軍用ヘリコプターの 「忠実なウイングマン」 としても機能します。マルチロールUAS能力を備えており、敵対的な標的に対する空対地攻撃や、持続的な情報収集、監視、偵察 (ISR) など、さまざまなミッションに使用できます。

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STRIXは最大160kgのペイロードを800km以上運ぶことができるように設計されており、オーストラリア軍によってすでに運用されているどの無人機より、多くの武装を搭載、リスクの高い環境での運用が可能です。サイズは2.6m×4.5mと中型ドローンに分類される大きさで、標準的な輸送コンテナで簡単に輸送できます。この大きさの無人機は大抵、離陸には滑走路が必要ですがVTOL能力により、滑走路に頼ることなく、どこでも離着陸することができます。また、ヘリコプターに随伴させることで、ヘリのミッションセットを拡張し、脅威の高い環境で搭乗員を保護することもできます。

RAZER
RAZER(BAE Systems)

STRIXは、現在オーストラリア軍で使用されている様々な種類の弾薬に対応する能力を備えています。また、STRIX の攻撃能力を補完するためにプラットフォームに統合できる”RAZER”として知られる新しい低コストの精密誘導兵器も開発します。 

同社は現在、ドローンのプロトタイプの開発取り組んでいます。STRIXは2026年までに稼働する予定です。

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Source

https://www.baesystems.com/en-aus/strix

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