中国が台湾奇襲攻撃をシミュレートしたアニメ動画を公開

中国が台湾奇襲攻撃をシミュレートしたアニメ動画を公開

7月1日に中国共産党創立100周年を迎えた中国。そこで、習近平党総書記は台湾統一の強い意欲を示した。それに呼応するかのように中国船舶工業グループ(CSSC)が発行する海軍系雑誌「艦船知識」が台湾に対する3段階の奇襲攻撃の詳細な記事とその概要をCGアニメーション化した「台湾への合同火力攻撃デモ」を中国のソーシャルメディアWeiboの公式アカウントに公開した。CSSCは中国人民解放軍の艦船を製造する造船会社になる。

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第一段階

第一波の攻撃は主に空港、早期警戒レーダー、ミサイル基地、指揮所などの情報収集と防空設備、命令指揮系統を破壊することを目的とした弾道ミサイル攻撃で構成される。これらは中国本土から発射され、台湾の防空範囲外から攻撃するスタンドオフミサイルになる。使用されるのは射程600kmの東風‐15号、射程800~1000kmの東風‐16号になり、特に飛行途中で軌道変えることができる東風-16号弾道ミサイルは台湾が配備するパトリオット PAC-3での迎撃は難しいとされている。防空設備を破壊すると続けて、沖合の空母から離陸したJ-16戦闘機が空爆を行う。この時、空港は占領後も使用できるよう滑走路の全ては破壊しない。

第二段階

第一段階の攻撃目標の破壊に成功すると、第二波として沖合の055型ミサイル駆逐艦や巡洋艦、潜水艦からの巡航・対艦ミサイルによる攻撃が始まる。ターゲットは軍事基地、武器庫、通信施設、軍港、そして停泊している軍艦だ。アニメーションではCJ-10A(長剣-10A)、YJ-62、YJ-83といった様々なミサイルが放たれている。これを迎撃する台湾海軍の軍艦が見て取れるがあえなく撃沈されてしまっている。そして、これらの戦闘評価を上空のステルス無人機GJ-11が行う。この時、軍事施設以外にも高速道路をなどを破壊して、交通網も遮断する。

第三段階

アニメーションで描かれているのは第二段階までだが、制海権を握った第三段階では水上艦と地上のロケット部隊によって、沿岸に残る残存部隊を排除し、中国人民軍の海兵隊「陸戦隊」や水陸両用部隊といった地上部隊が上陸する。

「艦船知識」がこのような記事を公開するのは二度目であり、一度目の時は攻撃4分以内で台湾の空港を麻痺させ、24時間以内に台湾を制圧すると主張している。

台湾問題を解決し、祖国の完全な統一を実現することは、中国共産党の揺るぎない歴史的課題であり、すべての中国人の共通の願望です。海峡の両側の同胞を含む中国のすべての息子と娘は、協力して連帯して前進し、「台湾独立」計画を断固として打ち砕き、国の若返りのための明るい未来を創造しなければなりません。

と「艦船知識」は述べ、武力による台湾統一を肯定している。

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Source
https://weibo.com/u/2073915493?refer_flag=1001030103_&is_all=1
https://www.scmp.com/news/china/military/article/3139460/mainland-chinese-magazine-outlines-how-surprise-attack-taiwan?module=lead_hero_story_1&pgtype=homepage

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