ウクライナ最高のヘリパイロットの一人で海軍副司令官のイゴール・ベザイ大佐が戦死

ウクライナ最高のヘリパイロットの一人で海軍副司令官のイゴール・ベザイ大佐が戦死
Photo Тарас Чмут

第10海軍航空旅団の元指揮官で海軍航空副司令官であるIgor Bedzai(イゴール・ペザイ)大佐が、戦死したとウクライナの複数メディアが報じました。

ペザイ大佐は海軍のMi-14ヘリコプターを操縦して戦闘任務を遂行中にロシア軍機からのミサイル攻撃を受け撃墜されました。

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ロシアのクリミア侵攻時に部隊を救った英雄

ペザイ大佐は現在、ロシアに占拠されているクリミア半島西部のノボフェドロフカ基地を拠点にしていた第10海軍航空旅団の元指揮官として広く知られています。2014年2月、突如、所属不明の武装勢力がクリミア半島の空港や庁舎など主要施設を占拠。突然の出来事にウクライナ政府と軍組織は混乱。武装組織はその後、軍の施設まで侵攻、クリミア最大の港湾都市セバストポリの海軍基地も占拠され、ウクライナ海軍唯一の潜水艦ザポリージャが接収されるなど当時のウクライナ海軍の3分の1にあたる戦力がロシア側に接収されます。ノボフェドロフカ基地にも脅威が迫る中、第10海軍航空旅団の指揮官であったペザイはキーウ本部からの命令を待たずに撤退することを決断。基地にあった海軍航空部隊に所属する使用可能なヘリコプターを全機を離陸させ、避難させます。第10海軍航空旅団はクリミアに居た部隊で唯一、軍装備を持って撤退できた部隊となり、彼は海軍航空隊を救いました。

彼のリーダーシップが無ければ今の海軍航空部隊は無かったかもしれません。

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https://mil.in.ua/uk/news/zahyshhayuchy-ukrayinu-zagynuv-lotchyk-polkovnyk-igor-bedzaj/

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