コルト・カナダC20|カナダ軍の新しい狙撃銃

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コルト・カナダC20|カナダ軍の新しい狙撃銃
出典:コルトカナダ

カナダ軍のスナイパーの狙撃銃は長らくC8ライフルのバリアント「C8CT」が使われてきたが、2020年秋ごろから随時、新しい「C20」スナイパーライフルに切り換えられるとカナダ国防総省が発表した。

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コルトカナダの7.62㎜狙撃銃

コルト・カナダC20|カナダ軍の新しい狙撃銃

C20は米国のColt(コルト)社のグループであるコルト·カナダ社が開発したライフルになる。C20は7.62×51㎜NATO弾を使用するセミオート式のスナイパーライフルだ。カナダ軍 (CAF) が求めるスナイパーシステムプロジェクトの一環として開発され2019年に8月に採択された。第3者によって行われたテストでは、安全性、過酷な条件下での機能性と耐久性、NATO D/14の関連するすべての規格でテストが行われた。8,000発を無停止で発射し、精度に関しても平均値を達成し、その性能の高さを証明している。C20は現在、市場で入手可能な他のどの製品よりも精度と信頼性が高いと評価されている。

C20を製造する生産ラインの確立するために、CAFは2020年2月28日にコルトカナダと200万ドルの契約を結んだ。その後、4月17日には追加で関連機器、スペアパーツを含むC20ライフル262挺を製造する650万ドルの追加契約を結んだ。2020年11月ごろから納品が開始され、2021年3月までには現在の契約分の納品を終える予定になっている。

スペック

コルト・カナダC20|カナダ軍の新しい狙撃銃
出典:コルトカナダ

バレルの長さは18インチ(45㎝)になり、将来的には16インチ(40㎝)モデルが追加される可能性がある。ダイレクト・インピンジメントガスシステムを採用しており、米国銃メーカーのLMTからライセンスを受けたモノリシックアッパーレシーバーを備え、ハンドガードにはM-LOKが採用されている。調整可能なストック、ロウアーレシーバーにはバイポッド、銃口にはOSS HX-QD 7.62mmサプレッサーが標準装備される。光学機器はまだ未定だ。また納品の際は全てFDE仕上げで納品する予定になっている。

口径:7.62 x 51 mm NATO
重量:4.1 ㎏
全長:96 cm
銃身長:45 cm
銃口初速:731 m/s

コルト・カナダ C20サイト

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