チェコのCZが記念モデルのCz75 TOBRUKを発表

チェコのCZが記念モデルのCz75 TOBRUKを発表

4月7日、チェコの銃器メーカーCZ(チェスカー・ズブロヨフカ)はチェコスロバキアの兵士が”トブルクの包囲戦”で戦ってから80周年を迎えたことを記念し、同社の代表的な銃であるCz75の記念モデルとして”Cz75 TOBRUK”を限定80丁製造したことを発表した。

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トブルクの包囲戦で戦った第11歩兵大隊の記念モデル

戦場の黙示録 (字幕版)

このクラシックモデルは第二次大戦時、カレル・クラパレック中佐の指揮の下、1941年10月から12月にかけてイギリス軍を主力とする連合軍と一緒に戦ったチェコスロバキア軍第11歩兵大隊-東の739人のメンバーに敬意を表して製造された。ロンメル率いるドイツとイタリアの軍隊からアフリカのリビアの港町トブルクを守るために戦い、9人が戦死、数十人の負傷者を出すも枢軸国を退け、勝利。この戦いでチェコスロバキア兵は、非常に困難な状況下でも戦う決意を示しました。その後の共産主義政権は東側陣営に付いたため、連合国(西側)でのチェコスロバキア軍の役割は無くなりましたが、トブルクの戦いが完全に記憶から失われることはありませんでした。1989年の共産主義の終焉以降、トブルクの戦いは今日のチェコの軍事的伝統の重要な位置づけとなっています。

KSC Cz75 2nd バージョン・HW 18歳以上ガスブローバックガン

これを記念して製造されたCz75 TOBRUKは9×19mmフルサイズのオールスチール製CZ 75をベースにフレーム、スライド、バレルが高光沢に磨き上げられています。フレームとスライドの輪郭も、純銀をちりばめた装飾的なインレイで強調され、グリップは高品質のクルミで作られています。

Cz75 TOBRUK

銃のスライド左側には “1941 – 2021” 、”CZ 75 TOBRUK cal.9 mm Luger“と 「チェコ製80本限定」を意味する”Vyrobeno v České republice v edici 80 kusů”の文字がが刻まれています。右側には包囲された場所を示す“Tobruk, Libya”が刻まれています。

更に既に予約された1941-01から1941-80までの一意のシリアル番号が刻まれます。下部フレームの右側には、今日でも重要な時代の言葉である”Na bezpráví vybudovaná moc je pomíjivá.(不正の上に築かれた力は消え去っていく)”と言葉と共にその真下に “ Československý pěší prapor 11 – Východní(チェコスロバキア第11歩兵大隊-東)” が刻まれています。

Cz75 TOBRUK

グリップにはチェコスロバキア国旗をモチーフに、チェコスロバキア出身で中東 (ME) で戦った退役軍人のための襟章が刻印されています。マガジンのベースプレートには、当時北アフリカの連合軍兵士のニックネームだった”砂漠ネズミ”が描かれています。

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Source
https://www.czub.cz/en/news/cz-75-tobruk-limited-edition-pistols

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Cz75 TOBRUK
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