英海軍のヴァンガード級原子力潜水艦は機器の故障で危うく圧壊仕掛けていた

英海軍のヴァンガード級原子力潜水艦は機器の故障で危うく圧壊仕掛けていた
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イギリス海軍のヴァンガード級戦略ミサイル原子力潜水艦が水深計の故障により、危うく圧壊深度まで潜水しかけていたことが分かった。

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このニュースは当初、タブロイド紙であるThe Sunが19日に報じたが、その翌日、国営メディアのBBCも報じた。報道によれば、この事件は1年以上前、哨戒任務に出動する潜行中に発生した。核弾頭搭載可能なトライデントIIミサイルを搭載し、140人が乗る英海軍のヴァンガード級戦略ミサイル原子力潜水艦は任務のために潜行を始めたが、この時、主水深計が故障していた。しかし、その故障に管制室にいる乗員は誰も気づかなかった。そして、水深計が壊れた同艦は潜行を続けていった。しかし、艦後部にいた技術者が副水深計を確認し、異常を感じ、直ちに警報を発した。幸い艦はまだ安全深度にいたが、警報を発した時には船体が圧壊する可能性がある危険深度に達していた。潜水艦の深さを制御するのは技術者の仕事で無いが、潜水艦の潜水深度を見て、技術者は何かがおかしいことに気づいた。もし、彼が以上に気づかなれば、船体は圧壊し、140人の人員の命が失われていたかもしれない。イギリス海軍はこの事件を調査中だが、詳細については明らかにしていない。

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ヴァンガード級戦略ミサイル原子力潜水艦

ヴァンガード級潜水艦は 1993年に一番艦のヴァンガードが就役し、1995年にヴィクトリアス、1996年にヴィジラント、1999年にヴェンジェンスの4隻が就役しているが現在運用中なのは2隻のみ、今回の事件が起きたのがどの艦かは明らかにされていない。全長は150m、幅12.8m、排水量15,900 t、 16発の米国製トライデントII潜水艦発射弾道ミサイル搭載しており、運用中の2隻のどちらかには核ミサイルが搭載されており、英国の核抑止力の一つになる。艦齢30年を迎えるにあたり、後続艦のドレッドノート級の建造が進んでおり、2030年代の就役を予定している。

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Source

Major malfunction on Royal Navy nuclear submarine plunges warship into ‘danger zone’ almost crushing 140 crew to death | The Sun

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英海軍のヴァンガード級原子力潜水艦は機器の故障で危うく圧壊仕掛けていた
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