F-35A、F-35B、F-35Cの違い

アメリカの最新鋭の第5世代ステルス戦闘機F-35ライトニングⅡ。F-35には基本形のA、短距離離陸・垂直着陸可能なSTOVLタイプのB、艦載機用のCと3つのタイプがあります。この3つのタイプの違いについて説明します。

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F-35とは

アメリカのロッキードマーティン社が開発したF-35ライトニングⅡは2015年から配備が始まったアメリカ最新の戦闘機。F-35は戦闘機・攻撃機として空対空、地対空双方で一定の戦闘能力を発揮するマルチロール戦闘機です。マッハ1.6と運動性は他の第5世代戦闘機より若干劣りますがウェポンベイの収容能力が高く、任務により多様な武装換装が可能です。ビーストモードではステルス機能を犠牲にしますが、10発以上のミサイルを搭載することができます。最新のアビオニクスが搭載され、マルチスペクトルセンサーを機体のあらゆる面に配置、パイロットは機体を操作することなく360℃の視界を得る事ができます。

F-35は米国、英国、イタリア、オランダ、カナダ、オーストラリア、デンマーク、ノルウェーの8か国によって共同開発され、米国の同盟国に配備されるため4000機ほど量産化される予定です。

F-35A

©2020 Lockheed Martin Corporation

F-35の基本形といわれ、BもCもこれをベースにしたバリアントになります。F-35Aは一般的な離着陸(CTOL)機で、滑走路から離発着するように設計されており航空基地をベースに運用されており、空軍用に特化したモデルです。3つのモデルの中で唯一、内蔵機関砲GAU-22/Aを擁しています(BもCも取り付け可能だが内蔵ではできません)。F-35AはF-35の最も普及しているモデルで開発に参加した国、同盟国に提供、航空自衛隊が最初に配備したモデルで最終的に105機の調達行います。海外生産もされており、日本でも三菱重工が国内で組み立てを行っています。

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F-35B

©2020 Lockheed Martin Corporation

短距離離陸・垂直着陸(STOVL)できるモデルで、滑走路の短い短距離離陸基地や強襲揚陸艦の短い飛行甲板でも離発着が可能と運用領域が広いのが特徴です。後ろの偏向ノズルに90度下を向くピボットCDノズルを採用、排出されるエンジンガスは翼下とコックピット後ろにあるファンにも送られ、これにより短い滑走路での離陸、垂直での着陸を可能にしています。しかし、その分、機体は複雑化しており、搭載燃料が少なく、航続距離はF-35Aの3分の2しかありません。短い距離で離陸させるため武器の搭載数もF-35Aより少なくなります。重力負荷は7Gまでと制限されています。航空自衛隊は空母に改修される「いずも型」護衛艦の艦載機として45機のF-35Bの購入を予定しています。

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F-35C

©2020 Lockheed Martin Corporation

艦載機用に開発したモデルで空母作戦用に特別に設計されました。今のところ、空母搭載可能な唯一の第5世代ステルス戦闘機です。空母からの発艦を可能にするためにカタパルトに対応、翼及び尾翼の大型化、着艦に対応した、より強力な着陸装置、双輪ノーズギア、強力なテールフックを備えています。翼面積が広くなると着陸速度が低下し、航続距離とペイロードも増加します。大きくなった翼は艦内に収納できるように折畳み式になっています。今後、米海軍の主力機になる予定で、2隻の空母をようする英海軍も導入を予定しています。

オレンジホビー 1/72 現用アメリカ海軍 ロッキードマーチン F-35C プラモデル A72010

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スペック

 F-35AF-35BF-35C
全長15.7m15.6m15.7m
翼幅10.7m10.7m13.1m
全高4.39m4.36m4.48m
翼面積42.74m242.74m262.06m2
空虚機体重量13,154kg14,729kg15,686kg
機内燃料搭載量8,278kg6,123kg8,958kg
武器搭載重量8,160kg6,800kg8,160kg
最大離着重量31,800kg27,200kg31,800kg
航続距離2,200km1,700km2,200km
戦闘半径距離1,239km935km1,241km

Source https://www.f35.com/about/variants

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