米連邦判事がカルフォニア州のアサルトライフルの規制を撤回する判決を下す

米連邦判事がカルフォニア州のアサルトライフルの規制を撤回する判決を下す

米連邦判事はアメリカ・カルフォニア州のアサルトライフルの所持禁止に関する法律は、銃の所持を認めるアメリカ合衆国憲法に違反するとの判決を下した。

サンディエゴの米地方裁判所判事ロジャー・ベニテスは金曜日、軍用スタイル、いわゆるアサルトライフルの所持について他のほとんどの州では許されており、米国最高裁判所によって許可されていながら、カルフォニアの銃規制は法を遵守しているカリフォルニア州民から不法に銃を剥奪しているとして、 市民が銃を所持する権利を保障する合衆国憲法修正第 2 条に違法するとの判決を下した。

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カルフォニアの銃規制

カルフォニア州はニューヨーク州と並んで全米の中でも最も厳しい銃規制を布く州の一つだ。1989年に全米で初めてアサルトライフルに関する制限を布き、軍用スタイルの半自動銃(アサルトライフル)や大容量マガジンの所持の禁止。危険と判断した人から銃器を取り上げることを当局に認める「レッドフラッグ法」。公共の場で銃器を目に見える形で携行する「オープンキャリー」を禁止している。カリフォルニア州の検事総長は、法律で定義されているアサルトライフルは他の銃器よりも危険であり、犯罪や銃乱射事件に使用されていると主張している。アサルトライフルは精度、速射性に優れ、他のタイプの銃と比べて殺傷力が高く、米国で起きた多くの銃乱射事件ではAR-15スタイルのアサルトライフルが度々使用されてきた。

ギャビン・ニューサム知事は判決を非難し、「公共の安全と無実のカリフォルニア州民の生命に対する直接的な脅威」と呼び、司法長官も判決を批判をした。連邦判事は所持禁止の法律の執行に対して永久差止命令を出したが、州検事総長のロブ・ボンタは上訴する時間を与えるために30日間の保留にした。

判事は判決で「スイスアーミーナイフのように、人気のAR-15ライフルは、家庭でのセキュリティと国土防衛のための完璧な装備で、両方に適している」と述べた。この比較に知事は 「スイスアーミーナイフとの比較は、この決定の信頼性を完全に損ない、銃で愛する人を失った家族の顔を平手打ちするものだ」 と声明で述べ、「私たちはこの戦いから後退しているのではなく、人々の命を救う常識的な銃規制法を推進し続けます」と続け、この判決には欠陥があるとし、控訴すると述べた。州検事総長事務局は「この法律で定義されているアサルトライフルは他の銃器よりも危険であり、犯罪、銃乱射事件、法執行機関に対して不均衡に使用され、より多くの死傷者を出している」とは主張している。

カルフォニア州では昨年 116万を超える他の種類のピストル、ライフル、ショットガンを売り上げており、アサルトライフルの禁止が銃器の取得と所持を妨げていないことを示しているとして州は 3 月の裁判所への提出で主張していた。だが判事は「カリフォルニア州の禁止にもかかわらず、現在、推定185,569の攻撃用武器が州に登録されている」述べた。それらは州が禁止する前に所有されていたものになり所持が許されている。そして判事は「カリフォルニアでは、ナイフによる殺人がライフルによる殺人よりも7倍も多い」 と付け加えた。

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Source
https://www.reuters.com/world/us/us-federal-judge-overturns-californias-ban-assault-weapons-2021-06-05/
https://abcnews.go.com/Politics/wireStory/us-judge-overturns-californias-ban-assault-weapons-78098730

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