アメリカ空軍の新型ステルス爆撃機B-21レイダーが10日金曜日、カリフォルニア州で飛行する様子が初めて確認された。米空軍はその後、B-21が初飛行テストを実施したことを認めた。
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— Matt Hartman (@ShorealoneFilms) November 10, 2023
ロサンゼルスから100km離れたカリフォルニア州パームデールにある米空軍の開発試験施設「空軍プラント42」。B-21レイダーはここにある開発元ノースロップ・グラマンの施設から日の出と共に6時51分に離陸した。米空軍はこの飛行情報について一切公開していなかったが空港付近には飛行機オタク、写真家が30人ほどが集まっており、記念すべきB-21の初飛行の様子を映像や写真に収めた。
空軍とノースロップ・グラマンはその後の声明でB‐21の初飛行を認めた。
「米空軍が確認したところ、B-21レイダーは飛行試験中である。飛行試験は、ノースロップ・グラマンと空軍の要員で構成される合同試験部隊によって実施されており、我々のデジタルモデルを検証し、運用能力の達成に向けて一歩近づいてる。」と声明で述べた。
空軍の広報担当者アン・ステファネック氏は別のプレス声明で、「飛行試験は米国、同盟国、パートナーに対する侵略と戦略攻撃を抑止するために、生存可能な長距離貫通攻撃能力を提供するために、空軍テストセンターと第412テストウィングのB-21合同試験部隊によって管理されているテストの重要な第一歩である。」と述べた。
ノースロップ・グラマンは、最初の飛行試験のために6機の試験機を製造している。
B-21レイダー
ステルス戦略爆撃機「B-21 Raider(レイダー)」は2022年12月2日に米空軍が正式にロールアウトしたばかりの最新鋭機。B-2スピリット爆撃機の系譜を継ぐ、ブーメランのような形状のフライングウィングレイアウトを採用したステルス機でB-2よりも小型され、コストは3分の1にステルス能力が向上している。2030年代の就役を予定しているが、まだ、機密情報が多く、細かいスペックには付いては一切公表されていない。
US Air Forceアメリカ空軍は12月2日金曜、最新鋭の戦略ステルス爆撃機「B-21 Raider(レイダー)」を正式にロールアウトした。[adcode]B-21を開発するNorthrop Grumm[…]
Source
https://news.usni.org/2023/11/10/video-b-21-raider-makes-first-flight