警察・法執行機関のための非致死性兵器
FN303®LessLethalLauncherはFNハースタル社によって開発、2003年から生産がはじまった非致死性兵器です。主に警察、法執行機関、治安部隊が銃を持たない攻撃的な人物、暴動を鎮圧する際に致命傷を避けながら対処することを目的に開発されました。人間工学を取り入れ、操作が簡単で安全性を備え、耐久性のある軽量ポリマーで構成されています。FN303はCO2エアタンクが搭載され、空気圧縮エネルギーによって専用弾を発射。反動、閃光はなく、発砲音も静かです。
安定翼が付いた.68口径の専用弾にはトレーニング用の無職のクリア弾、黄色と赤のペイント弾、刺激性の唐辛子成分が入ったオレンジ弾があります。弾頭の先には細かい無数の鉛玉が入っていますが、散弾のように放射状に鉛玉を飛ばすのではなく、緩衝材の役割を果たし、標的へのダメージを軽減する効果があります。射程は約30m、15発装填の専用のポリマー製円形マガジンは残弾と弾丸の種類を確認することができます。
FN303 Mk2
2021年6月17日は現場からの要望に応じて、精度と耐用年数を改善した「FN303 Mk2」を発表します。ランチャーの耐用年数を2倍にし、必要なメンテナンスを削減するエアオペレーティングシステムのアップグレードを実施し、5000発まで最初の定期メンテナンスを必要としません。ゼロイン調整を容易にする調整可能なフリップアップサイトにより、45m先へのピンポイント射撃を可能にします。
FN 303 Tactical
FN303 Mk2を発表してから3カ月も経たないうちに、早くも次の改良モデル「FN 303 Tactical」が発表されます。 主に人間工学の面で改良されており、同社のSCARと同型と思わられる長さと高さが調整可能な折り畳み式ストックを採用。マウントレールにはピカティニーレールが搭載され、光学機器の搭載が可能になっています。モジュラーシステムも採用され、ストックやグリップを交換することが可能でCQBなど状況に合わせてカスタマイズできます。
FN303は世界40各国で採用されており、各地の暴動鎮圧で採用されています。非致死性ではありますが、当たり所によっては致命的な怪我、時には死に至ることもあり、2004年には死者も出ています。
https://fnamerica.com/products/discontinued-products/fn-303-launcher/
https://fnamerica.com/press-releases/new-fn-303-mk-2-answers-the-call-for-todays-law-enforcement-officers/
https://fnamerica.com/press-releases/the-new-fn-303-tactical-less-lethal-launcher/