戦術光学機器の世界市場規模は2020年の97億ドルから2025年までに130億ドルに成長する

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世界の戦術光学機器市場規模のレポートが発表され、レポートによると戦術光学機器市場は2020年の97億ドルから2025年までに130億ドルに成長すると予測され、予測期間中のCAGR(年平均成長率)は6.1%となっています。市場の成長を促進すると予想される要因は、各国の軍事プラットフォームの近代化が進み、攻撃ヘリコプター、装甲車、狙撃銃、自動小銃、マシンガン、航空機用の調達の増加が見込まれています。しかし、ドローンや無人ロボットの遠隔操作のための戦術光学装置の開発には高度な技術が必要となり、その点が課題です。

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戦闘車両とドローンが市場を牽引

Photo by us army

戦闘車両へのカメラ・電子光学機器の装備の増加により、戦闘車両プラットフォーム向けの光学機器が予測期間中のCAGRが最も高くなると見込まれています。主力戦車 (MBT) や戦闘装甲車は、複数の電子光学カメラと、運転者のナビゲーション、司令官や射撃手の視界用のカメラの装備が標準となっており、その数は増加しています。今後も戦闘車両に対する需要の高まりが戦術光学市場を牽引していくと予想されます。

ドローンやロボットといった無人プラットフォーム用もCAGRが最も高くなると予想されています。偵察や監視、攻撃のための無人システムが世界中で急速に採用されたこることが原動力となっています。2019年11月にThe Guardianが掲載した記事によると、今後10年間で、世界中の軍が8万機以上の監視ドローンと2,000機近くの攻撃ドローンを購入するとされ、ドローンの需要の増加が戦術光学機器の需要を押し上げています。

車両やドローン向けの光学機器の市場は伸びていますが、最もシェアが多いのは今もこれからも小銃や狙撃銃に装着されるスコープやドットサイト、ナイトビジョンなど歩兵プラットフォーム用の戦術光学機器と見込まれています。

今後市場を引っ張るのはアジア

アジア太平洋地域が2020年の戦術光学市場で最大のシェアを占めると推定されています。同地域の市場は装甲車両、航空機、ヘリコプターの必要性から大きな可能性を秘めています。さらに、歩兵用の武器調達の増加が同地域の戦術光学市場を牽引しています。特に日本、中国、インドなどが多額の投資をしています。
例えば、自衛隊は2020年から新しく20式小銃を採用します。インド国防省は2019年2月にロシアのドラグノフ狙撃銃に代わり、5,000挺以上のスコーピオ(Scorpio)TGTとバレット社製のM95の調達を開始しています。新しい銃に合わせて多くの光学機器の購入が行われます。

戦術光学機器市場は、Kongsberg Gruppen AS (ノルウェー) 、Raytheon Company (米国) 、Elbit Systems Ltd. (イスラエル) 、Saab AB (スウェーデン) 、BAE Systems plc (英国) といった企業が市場シェアの大半を占める先進的な電気光学カメラと熱カメラを提供しています。比較的コストの安い歩兵プラットフォームはSig Sauer, Inc. (米国) 、Vortex Optics (米国) 、Bushnell Corporation (米国) 、およびLeupold&Stevens, Inc. (米国) が市場シェアを握っています。

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https://www.prnewswire.com/news-releases/the-global-tactical-optics-market-size-is-projected-to-grow-from-usd-9-7-billion-in-2020-to-usd-13-0-billion-by-2025–at-a-cagr-of-6-1-301070031.html

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