軍事力最強の国は分かるけど、ランキング最下位の国はどこ?

軍事力最強の国は分かるけど、ランキング最下位の国はどこ?

「軍事力最強の国は?」聞かれて答えるのは簡単です。1位はアメリカで、2位はロシア、そして3位は中国と三大国が真っ先に上がります。では、「最も軍事力が最下位の国は?」と聞かれたらどうでしょう。あなたは知っていますか?軍事力最下位の国はどこなのか?GLOBAL FIRE POWERが138国をランキングしたデータを元に最下位の3カ国を紹介します。

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ソマリア連邦共和国‐136位

ソマリアは、東アフリカにある国でアフリカの角と呼ばれるソマリア半島にある国家です。ソマリアは1991年の内戦により国土が分断され、北部はソマリランドと名乗り独立を宣言しています。政情不安と経済の低迷から2000年代からソマリアの海賊が世界的に問題になります。国際社会の介入もあり2012年に今のソマリア連邦共和国が正式に発足しましたが、国内は不安定な状況のままです。

ソマリア軍の兵力は約20,000人です。特殊部隊の「ライトニングコマンド」4,000人ほどの規模を擁し、米軍から訓練を受け、国内の反政府勢力アッシャバーブや海賊の討伐に当たっています。その他警察組織として32,000人が治安維持にあたっています。

リベリア‐137位

西アフリカの端にある小国でかつては黒人奴隷貿易で栄えた国です。近年では1989年から断続的に内戦が起こり2003年には内戦が激化、長期の内戦によって経済低迷は低迷、貧しい国が多いアフリカの中でも最貧国といわれています。現在、再建中であり、一時期と比べると比較的落ち着いています。

人口480万に対し、軍の兵力は僅か2100人です。戦車や戦闘機、近代的な武器は一切なく、小火器しかありません。銃器の多くは古いAK-47です。国内には内戦時に利用したAK-47が溢れており、一般人も所有しています。

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ブータン王国‐138位

日本人と顔立ち似ており、ブータン王室と日本の皇室との交流があり、好感を持つ日本人も多いブータン。ブータン王国軍は主に王立陸軍、国王親衛隊、王立警察の3つで構成され、約9,000人の兵力を擁します。軍ながら主な役割は、公の秩序の維持と王室の護衛、国境警備隊と消防活動を行うことです。内陸国であるため海軍はなく、空軍もありません。

ブータンは中国、インドという大国に挟まれ長年緊張状態にある中、最低限の軍事力しか保有していません。ブータンは世界一幸福な国といわれるように平和国家であり、また敬虔な仏教国として不殺生の戒律のもと争いをごとを避け、なるべく対話で事を収めることを信条としています。とはいえ、国土の一部を中国が領有を主張するなどといったこともあり脅威に去られています。そのため、軍事力の一部を隣国インドに頼っています。国内にはインド軍が駐留し、ブータン領空の防空はインドの管轄になっています。軍事費の多くはインド軍のために支出されています。

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