イランの核科学者を暗殺したのは遠隔操作された機関銃だった

イランの核兵器の父である核科学者モフセン・ファクリザデ氏が11月28日、首都テヘラン近郊で暗殺された事件についてイラン政府は30日、遠隔操作されたマシンガンによって行われた犯行の見解をしめした。これは過去に映画でも見られた暗殺手法だ。

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まるで映画のような暗殺手法

ジャッカルでの遠隔操作による銃撃シーン

ブルース・ウィルスとリチャード・ギアの二人が主演した『ジャッカル 』(1997)という映画の中でウィルス演じる暗殺者のジャッカルが大統領夫人を暗殺しようとするシーンがある。ジャッカルは重機関銃をバンの車内に乗せ、夫人の演説会場近くに配置。ジャッカルは車には乗らず、警官の変装をして車から離れたところから機関銃に取り付けられたカメラスコープから送られてくる映像をモニター越しに見ながら機関銃を遠隔操作して夫人を狙おうとする。今回の暗殺事件はさながらこの映画のようだ。

ファクリザデ氏は妻と3人のボディガード共に車で移動中に銃撃を受けて致命傷を負い死亡した。イラン国防省は当初、7人の実行犯とファクリザデ氏のボディーガードの間で銃撃戦があったと説明していたが、実際には現場に人はいなかった。その代わり、そこにあったのは日産の青いピックアップトラックでそこには機関銃が搭載されており、遠隔操作で銃撃が行われていたのだ。乗車中を狙っていることから、少なくとも車体を貫通できる威力が必要であり、7.62mm弾以上の口径弾を使用していた可能性は高い。しかも暗殺側は抜かりなく、暗殺実行後はピックアップトラックを遠隔操作で爆破して証拠の隠滅を図っている。

イラン側はイスラエルによる犯行だと断言しており、その可能性は高いだろう。両国間の関係はもちろん、イスラエルはロボット、遠隔操作兵器においては先進国だ。またイランでは先日もアメリカのCIAとイスラエルのモサドによってアルカイダのNo2とされるムハンマド・アルマスリとその娘をテヘラン郊外で暗殺している。

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