Mi-28NMヘリは巡航ミサイルを搭載し、爆撃機に匹敵する攻撃能力を得ます

Mi-28NMヘリは巡航ミサイルを搭載し、爆撃機に匹敵する攻撃能力を得ます
Photo Ministry of Defence of the Russian Federation

ロシアの航空防衛筋からの情報によると複座式攻撃ヘリコプターMi(ミル)-28NMに最大100kmの射程を誇る巡航ミサイル4発搭載する計画が明らかになりました。実現すれば、攻撃ヘリが爆撃機並みの攻撃力を得ることになります。

ロシアメディアのRIA Novostiの報道によれば、ロシア航空機業界の情報筋が語ったところによるとロシア連邦軍の最新戦闘ヘリMi-28NMに最大4つの長距離巡航ミサイルの搭載が計画されており、その攻撃能力は最前線の爆撃機に匹敵します。Mi-28NMに搭載されるのはIzdeliye 305プログラムのもと、開発された巡航ミサイルです。Izdeliye 305は、最大射程100kmの新世代誘導ミサイルで、ヘリコプターから発射できるよう設計され、装甲車両や鉄筋コンクリートの建物、インフラ設備の破壊を目的として開発されています。

ミサイルはターゲットの場所に関する情報は起動時にシステムにアップロードされ、搭載された慣性航法システムによって誘導されます。ターゲットの情報はヘリコプターの独自の探知システム、または他の部隊や司令部から得た統合情報データから受け取ります。ミサイルにはホーミング誘導装置が搭載されており、最終的には指定された領域で自律で目標を検知、追跡して破壊します。それまでの間、ヘリコプターのクルーはミサイルから暗号通信で送られてくる映像を確認でき、場合によっては起爆、無効化します。

米軍など西側の攻撃ヘリに搭載されるAGM-144 ヘルファイアミサイルの射程は8km、AGM-65マーベリックの射程は 25kmになり、現在、100kmの射程を誇る超距離ミサイルを搭載する攻撃ヘリコプターは世界のどこにもありません。

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Mi-28NM

動画は派生モデルのMi-28UB

Mi-28は1980年初めにMi-24ハインドの後継として開発された対戦車ヘリです。その後、一時開発は中断されますが、その後、再開され2009年にMi-28Nとして正式に運用が開始されます。N(H)はロシア語で「夜(Night)」を意味する「ночь」を表し、レーダー、赤外線カメラなど夜間戦闘に長けている事を意味します。時速300km/h、航続距離1,100km、武装重量10t、最大口径20mmの徹甲弾に耐える強固な装甲を有します。Mi-28NMはその近代化モデルになり、アップグレードされたレーダー、エンジン、制御システムを搭載。無人航空機(UAV)の発射機構と操作能力を有し、このドローンは偵察はもちろん、自爆ドローンとしても機能します。また、ロシアのヘリでは初めて赤外線誘導式空対空・空対地多目的ミサイルのR-74Mを搭載しています。2016年に初飛行を行い2019年5月より生産が始まり、2020年9月より量産化が開始、2027年までに98機のMi-28NMが納入される予定です。

タミヤ 1/72 ウォーバードコレクション No.11 ソビエト陸軍 ミル Mi-28 プラモデル 60711

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Source
https://ria.ru/20210529/vertolet-1734690988.html

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