600mの津波を起こすロシアの核魚雷「ポセイドン」

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Photo by tass

ロシアはかつてソ連時代にツァーリ・ボンバと呼ばれる最悪最強の水素爆弾を開発した。その衝撃波は世界を三周したと言われている。その後、ソ連は崩壊し、覇権主義は終わったかと思ったが、ソ連の意志を引き継ぐロシアの兵器開発はその後も続いた。そして、ロシア誕生後に生まれた最悪の兵器と言われているのが核魚雷「ポセイドン」だ。

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原子炉を搭載した射程無限魚雷

ポセイドンは2015年に米国防省の発表によって明るみになり、2018年にロシアのプーチン大統領が開発を認めた大陸弾道間魚雷。その大きさは全長20メートル、直径は1.8メートル以上、その重量は100トンとされる。今まで開発された魚雷としては最大の大きさで、従来の魚雷の30倍の重さになる。この魚雷は魚雷発射管から射出されるものではなく、通常の潜水艦には搭載できない。特別に改造された潜水艦のみ搭載、運ぶことができる。

この魚雷には通常の魚雷ではありえない原子炉を搭載している。そのため、動力はほぼ無限といってよい。ロシアで魚雷を放ち、遠隔操作で大西洋を横断してアメリカ大陸を攻撃することも可能というわけだ。速度は110〜130 km/hと目標到達までには数十時間かかるかもしれないが、ミサイルより見つかりにくく、発射地点は特定できない。仮に発見されても水深1000メートルまで潜水できる。これは米国のMK-50魚雷の水深800メートルよりも200メートルも深く、魚雷による迎撃が不可能なことを意味する。

600メートルの津波を起こす

ポセイドンはギリシャ神話に登場する海・地震の神。その名が名付けられたこの核魚雷はまさに神の怒りを表す兵器だ。この核魚雷は1500万トンのTNTに相当する巨大な核弾頭を運ぶことでき、その威力は15メガトン級だ。これは広島に投下された原爆の1000倍の威力。

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専門家によると、もし、これが大西洋中央部の特定の場所で爆発すると、米国の沿岸部に高さ600メートルの津波を発生させることができる。東日本大震災の時の津波の最大が40メートルなので、比較にならない高さだ。米国の東海岸はほぼ間違いなく壊滅する。この津波を起こすのに必要な核魚雷は一発だけだ。ポセイドンは32基の製造を予定している。

津波を起こす兵器は禁止

自然現象を意図的に起こす気象兵器の兵器は「環境改変兵器禁止条約」によって禁止されている。これはロシアも批准しており、もし、津波を起こす兵器という事であれば、条約違反になる。ロシアはポセイドンを津波兵器とは一言も言ってはいなく、津波兵器というのはあくまで米国の勝手な見立てかもしれない。2018年5月のロシアのTASS通信の報道ではポセイドンの弾頭に搭載される核弾頭は”最大2メガトン”と報じており、これでは津波を起こすことはできない。それでも恐ろしい兵器に変わりはない。

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天気を操る気象兵器

ロシアは、将来的に32基のポセイドンを4隻の潜水艦にそれぞれ8基を搭載することを計画している。その内2隻は太平洋艦隊になり、日本海に配備される可能性は高いとされる。

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https://tass.com/defense/1004722

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ロシアの津波を起こす核魚雷「ポセイドン」
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