ウクライナ兵の行方不明者を調査する部門の責任者であるOleh Kotenko氏は4月18日、ウクライナ軍兵士7,000人以上が現在、行方不明であることを発表した。
兵士の行方不明の要因としては脱走、戦死して遺体が発見されていないといった理由が考えられるが、Kotenko氏は行方不明者の約60 ~ 65%、約4000人以上がロシア軍、またはワグネルやチェチェン、親ロシア派に囚われた捕虜の身分であると分析している。それ以外の多くは既に亡くなっている可能性が高いと述べた。捕虜の交換は基本、互いの捕虜を交換する形で行われ「2022年2月24日のロシアによる侵攻開始以降、ウクライナは2,235人の捕虜をロシアから連れ戻した」とゼレンスキー大統領は4月18日に報告している。最近でも4月16日、130人のウクライナ兵が捕虜交換によって解放された。この内、48人は行方不明者としてカウントされていた。
The first call of a Ukrainian POW to his mother after the prisoner returns to Ukraine. You don’t need to understand Ukrainian to hear unspeakable joy in their voices. pic.twitter.com/sWEXTXGNOd
— Roman 🇺🇦 Sheremeta (@rshereme) April 11, 2023
2022年は1,600人の捕虜を連れ戻したが、15,000人が行方不明、3,400人が捕虜となっていると分析していた。それに対し、ウクライナが抱えるロシア人捕虜の人数は不明だが、ウクライナ国内には50か所の捕虜収容施設があり、2023年1月時点で1800人のロシア人を捕虜交換のもと解放している。捕虜交換には慎重な調整が必要であり、通常、数か月かかる。
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