ロシアの武器輸出業者であるロソボロネクスポルトは過去10年間で100万挺のカラシニコフ社のライフルを30カ国に販売したことを発表した。
カラシニコフといえば1947年に開発したAK-47が有名で延べ1億挺以上が生産され、『世界で最も多く使われた軍用銃』してギネスに載っている。AK-47は様々な国にライセンス供与され、現在も市場で多くのAK-47が出回っている。
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その後、開発されたAK-74も旧ソ連や東側の国々で広く使われたが、1991年のソ連崩壊後にロシアの銃産業は一時衰退したが、カラシニコフはAK-47、AK-74と続くAKライフルを改良し、アップグレードした。またAKライフルを多様化することでバリエーションを増やした。最近では主に輸出用のAK100・AK200ファミリーが主に輸出されており、インドではAK203がライセンス生産されるなどライセンスに基づいて現地生産もされている。アサルトライフル以外にもドラグノフ、SV-98といった狙撃銃やPKMとペシェネグ、RPKといった機関銃を含む10以上のラインナップの銃が製造され輸出されている。これは軍用だけではなくスポーツ用や猟銃も含まれており、かつては敵国であった米国や西側諸国にも販売されている。さらには軽装甲で保護された装甲車両の破壊を目的とした、RPGロケット、対戦車ロケット、対物ライフルも生産している。
西側の銃と比べて耐久性に優れ、価格も安く、その上性能も高いこともあり、南アジア、中東、南米、東欧の中堅国の間でカラシニコフの銃の人気は高い。
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