ロシア軍の新しいアイアンスーツの一部が明らかに!ヘルメットは狙撃を感知する

ロシア軍の新しいアイアンスーツの一部が明らかに!ヘルメットは狙撃を感知する
Photo Armocom

ロシア軍向けに開発されている新しいアイアンスーツ「Legionnaire(レジオネラ)」には拡張現実(AR)を搭載したアーマーヘルメットが提供されると開発元のArmocom社が述べました。この新しいヘルメットにはセンサーが取り付けられ、狙撃を感知、兵士に警告を発します。

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次世代アーマーのヘルメット

Photo RIA

ロシア軍向けの新しい防護スーツとして開発されている「レジオネラ」。スーツは中世の騎士の鎧のような兵士の全身を覆うアイアンスーツで兵士の防護力、生存率を大幅に向上させると言われていますが、その全容はまだ明らかになっていませんでした。しかし、これらの開発に関与するロシアの戦闘装備とボディアーマーのメーカーArmocom社の副社長であるOleg Faustov氏は「レジオネラ」のヘルメットには拡張現実ヘルメットが提供されることを明らかにしたとロシア国営メディアのRIA Novostiが報じました。

ヘルメットにはモジュラーアーマーヘルメットを採用することを計画。このヘルメットには拡張現実(AR)が搭載され、戦場の状況やミッション情報など様々な情報をHUD上に投影します。センサーも搭載されており、狙撃銃の光学機器の照準を受けたり、その他の誘導兵器に狙われていることを検知し、兵士に警告を与えると共に、狙っている敵の位置を知らせます。ヘルメットは完全気密化できCBRN(化学・生物・放射能・核)の脅威からも保護されます。

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Legionnaireは第4世代スーツ

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Sotnic(Rostec)

現在のロシア軍は第2世代の「Ratnik-2」防護スーツを装備しています。現代の標準的な装備でヘルメットは地雷や手榴弾の破片から頭を保護し、ベストはAK47の7.62x39mm弾に耐えることができます。そして、次の第3世代のSotnik(ソトニク)を開発・テスト中です。ソトニクは兵士のパワーを増幅させる「パッシブスーツ」になり、「アンチサーマルスーツ」は赤外線センサーから、「アンチブーツ」は地雷から兵士を保護し、全身はセンサーに探知されにくい「アンチレーダースーツ」になる予定で、更に防護スーツは50口径12.7mm弾の.50BMG弾を防ぐとも言われています。レジオネラはこれに次ぐ第4世代になり、つまり、これよりスペックが高いことを意味します。ソトニクは既にロシア軍内で予備試験に入っており、レジオネラは2023年末までの開発を予定しています。

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Source

https://ria.ru/20221114/legioner-1831248967.html

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