プーチンは今後3年間で1600両の戦車を生産、近代化すると言っています。でも、実際は

プーチンは今後3年間で1600両の戦車を生産、近代化すると言っている。でも、実際は

ロシアのウラジミール・プーチン大統領は25日、ロシア人ジャーナリスト、パベル・ザルビンとのインタビューで、ロシアは今後3年間で1600両以上の戦車を生産し、近代化すると述べました。つまり、年間500両以上のペースで戦車を生産するということです。

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プーチン大統領は西側が420両から440両の戦車をウクライナに送ることを計画していることに触れ、これに対抗するかのように、この間に1600両以上の戦車を生産、または既存の車両を近代化すると述べました。そして「ロシア軍の戦車の総数はウクライナ軍の戦車の3倍を超える。3倍以上…空軍は言うに及ばず、その差は”10倍”だ。」と述べました。

かつてのソビエト連邦は第二次世界大戦末期の1944年と45年において、年間1万両以上のペースでT-34といった戦車を製造していました。かつてのソ連にはそれだけの工業力がありましたが、今のロシアにはそれだけの工業力はなく、且つ、高度で複雑化した現代戦車を年間数百両ペースで製造する生産能力を西側含めどこの国も持っていません。

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実際はほとんどが改修された車両

今回、プーチンの発言で注視すべきは1600両に近代化も含んでいる点で、実際は生産というより、近代化がメインと考えられます。最近、ロシア軍が新規で投入しているのも既存戦車の改修モデルばかりです。ロシア軍が実戦配備する戦車としては最新とされるT-90M。ロシアはこれを新規で200両生産すると言っています。ただ、T-90Mは1992年に就役したT-90戦車を近代化したモデルであり、新規で生産するのではなく既存のT-90をアップグレードする形です。ロシア軍は侵攻前、350両のT-90を保有していました。

最近、数を増やしているT-62M戦車ですが、これも1962年に運用が始まった第二世代主力戦車のT-62の近代化版になり、多くが倉庫で眠っていたモスボール車両です。ロシアは昨年、800両のT-62を3年かけて、T-62M/Vに近代化すると言っています。つまり、プーチンが言う1600両の内、少なくとも1000両は既存戦車の近代化ということになります。さらに最近、1950年代に就役したT-54/55戦車を倉庫から持ち出し、移送する様子が確認されており、これも近代化して、戦線に投入されると推測されており、残りの600両もそのほとんどは既存戦車の近代化と思われます。実際、T-62は2500両の在庫があると言われているので、まだまだ数はあります。もしかすると、1両も新規で製造する戦車がないということもあり得ます。

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Source

https://www.interfax.ru/russia/892915

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