ライフルマンとは?その役割は

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ライフルマンとは?その役割は

ライフルマン(rifleman)・ライフル兵とは、ライフル(小銃)を装備した兵士のことになり、陸軍、海兵隊の歩兵の中でも基幹をなす兵種・兵科になる。銃が戦場に登場して以来、ライフル兵は歩兵の主力になる。

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歴史

ライフルマンとは?その役割は

ライフルマンの始まりは18世紀前半に登場した銃士にある。銃士とはマスケット銃で武装した歩兵のことを指し、当時はパイク(槍の一種)を持った槍兵とセットなって戦っていた。この時代のメインは剣や槍による白兵戦になり、銃は弓矢に代わる間接攻撃として後方から攻撃を行うサポート的な役割だった。しかし、銃剣が発明されるとパイクは無くなり、銃士がその役目を負うことになる。18世紀後半になると戦場の主役は銃になる。19世紀のナポレオン戦争でナポレオンによってライフル連隊が作られライフルマンが戦場の主役になる。

ライフル分隊

米陸軍と海兵隊では現在ライフル分隊という分隊が組織されている。分隊長(軍曹)と射撃班長(伍長2名)、ライフル兵(2名)、分隊支援火器射手(2名)、擲弾筒手(2名)の計9名が基本構成になる。分隊支援火器射手以外はM4カービンライフル、分隊支援火器射手は軽機関銃M249(MINIMI)を装備している。擲弾筒手はM4にグレネードランチャーをアタッチメントしている。ライフル兵は任務にM4以外にも対戦車ロケット(LAW)を装備している。
分隊の中にライフル兵という定義はあるが、大きなくくりで見ればライフル分隊にいるメンバーは全員ライフルマンだ。陸上自衛隊の場合はこれは普通科にあたる。
ちなみにマークスマンやスナイパーといった長距離用のライフルを所持している者のことをロングライフルマンともいう。

軍人は全てライフルマン

もっと大きなくくりで言えば全ての軍人がライフルマンと言ってもいい。米海兵隊には「Every Marine is a Rifleman(すべての海兵隊員はライフルマンだ)」というスローガンがあるぐらいだ。なぜなら軍人になった者は兵站や事務方といった後方支援の隊員も全員、ライフルの基礎、基本的な扱い方を学ぶことになり、ライフルマンとしての最低限の素養を身に着けている。

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