Ghost Roboticsの狙撃銃を積んだロボット犬「SPUR」

Ghost Roboticsの狙撃銃を積んだロボット犬「SPUR」
Photo Ghost Robotics

四足歩行ロボットを開発する「Ghost Robotics(ゴースト・ロボティクス)」は10月11日に開催されたアメリカ陸軍のイベントでスナイパーライフルを搭載した4足歩行の無人ロボット「SPUR」をお披露目しました。

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6.5mmクリードモアライフルをライフルを搭載した犬型ロボット

Q-UGV

Ghost Robotics は銃メーカーの「SWORD International(ソード・インターナショナル)」と共同開発した4足歩行の無人ロボット「Q-UGV」にSWORD社の”6.5mmクリードモアライフル”を追加した新しいバージョン「SPUR」を10月11から13日にかけて開催されたアメリカ陸軍協会のイベントで「AUSA2021」で初めて披露しました。

Q-UGVはその姿形から「ロボットドック」と呼ばれる犬型ロボットになり、米空軍では既に警備や状況認識のために試験的に配備されています。 Q-UGVは遠隔操作、および搭載されたカメラとセンサー、AIを駆使して自律行動が可能で、更にその特徴である4足歩行の脚式ロボットは、車輪と比べると速度は遅いものの、あらゆる地形や環境で動作する能力を擁し、機械的複雑さが軽減され、耐久性、俊敏性、耐久性が向上しています。そのロボットに搭載された「6.5mmクリードモアライフル」は文字通り、6.5mm口径のライフルで、近未来的なシェルに覆われているので特殊な銃のように見えますが、機能は至って一般的な6.5mmライフルのようです。とはいえ、6.5mmはNATOのライフル標準口径の5.56mmと7.62mmよりも大きなマズルエネルギーと射程を有しており、SPURに搭載されたライフルの射程はGhost Roboticsの発表によると1200mになり、既にテストではこの距離での射撃に成功しています。つまり、SPURはスナイパー並みの射程を擁する攻撃型無人ロボットになります。車輪式のロボット違い、4足歩行を活かし、山岳地帯や建物、多少複雑な地形にも移動、制御姿勢をとることも可能で、その上、ライフルにはサプレッサーも内蔵されており静かです。まさに人間のスナイパーのように展開することができます。

Ghost Roboticsが米空軍と共同開発したQ-UGV の軍用グレード「VISION60」は情報収集、監視、偵察ミッション(ISR)、マッピング、分散通信を行う持続可能なセキュリティ機能が備わっており、 VISION60に統合すればより強力なロボット犬になります。

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