イギリス海軍が空母打撃群の初期運用能力の達成を宣言

イギリス海軍が空母打撃群の初期運用能力の達成を宣言
Photo by Royal Navy

イギリス海軍は、1月4日月曜日に今年、最初の作戦展開に先立って、空母打撃群の初期作戦能力を達成したことを宣言した。

HMSクィーン・エリザベス
クィーン・エリザベス Photo by Royal Navy

空母打撃群はF-35戦闘機やヘリコプターなど搭載する65,000トンの空母 「HMSクィーン・エリザベス」 を軸に、護衛駆逐艦、フリゲート艦、潜水艦、補給船と戦闘機から対空、対艦、対潜兵器、及びレーダーなどすべての要素が統合された艦隊であり、「初期運用能力」 の達成は命令を受けてから5日以内に艦隊を配備できることを意味する。

英国防省 によると、2023年十二月までにはフル操業に達する見通し。国防相ジェレミー・クインは次のように述べた。 「これは、HMSクイーン・エリザベス、英国海軍、および国全体にとって非常に重要なマイルストーンです。これは、一握りの国しか保有しておらず、一流の軍事能力を提供したサービス要員と業界の労働力の決意の証です。」

クィーン・エリザベスは今年、初配備として地中海、その後、中国の海洋進出に対抗すべくインド洋、東アジア地域に向かう予定で、日本との演習も予定している。

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英海軍の空母打撃群の陣容

45型ミサイル駆逐艦
45型駆逐艦 Photo by Royal Navy

空母打撃群は、9隻の艦船、数十機の航空機、および英国、米国、オランダからなる3,000人の要員で構成される。2017年12月に就役したクイーン・エリザベス級航空母艦の一番艦であるHMSクィーン・エリザベスが旗艦を務め(二番艦のプリンス・オブ・ウェールズはエンジンルームの進水により5月までドッグに入っている)、同艦は最大36機のF-35B戦闘機と10機のヘリコプターを搭載することができる。護衛する45型ミサイル駆逐艦は多機能レーダーと対空ミサイルを装備し、高度な防空能力を有しており、23型フリゲート艦は曳航ソナー、哨戒ヘリといった対潜水艦機能を有し、対艦ミサイルのハープーンも搭載している。水中においては攻撃型潜水艦アスチュート級原子力潜水艦が目を光らせ艦隊を保護する。

23型フリゲート艦
23型フリゲート艦 Photo by Royal Navy
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Source
https://www.gov.uk/government/news/carrier-strike-group-hits-important-milestone

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